2022年08月15日
コンテンツ番号14734
輝かしい未来へ歩みを進め北秋田市の発展を願う
(2022年8月15日)
令和4年度「二十歳の集い」が8月15日(月曜日)に文化会館で行われ、新成人として夢と希望を胸に新たなスタートとなりました。
今年度は、平成13年4月2日から平成14年4月1日に生まれた261人が対象で、154人(鷹巣地区99人、合川地区20人、森吉地区28人、阿仁地区7人)が出席して記念式典が行われました。オンラインによる出席は14人となっています。
また、民法改正による成年年齢引き下げにより、今回から「成人式」を「二十歳の集い」に名称を改めての開催となりました。
記念式典には、新成人のほか、市および教育委員会、市議会などの行政機関の関係者、そして中学校卒業当時の担任教諭、市内の校長が出席して新成人を祝福しました。
はじめに、津谷市長が「ふるさとである北秋田市において、二十歳という人生の節目を迎えられた皆さんの門出をお祝いするとともに、これまで深い愛情をもってお子さまを立派に育て上げられた保護者とご家族の皆さまに心からお喜びを申し上げる。本年4月1日に施行された民法改正により、成年年齢が二十歳から18歳に引き下げられたことに伴い、成人式を本年度から『二十歳の集い』と名称を改めて開催する運びとなった。この大きな転換期に、二十歳を迎えられた皆さまのお顔を拝見し、将来への夢や希望、新たな決意に胸を膨らませている様子を感じている。様々な理由により出席できなかった皆さまも式典をインターネットで視聴され、同じような晴れやかな気持ちでこの日を迎えられていることと思う。大きな希望を胸に羽ばたこうとされている今、世界は大きく変化を迎えている。社会の在り方や働き方も大きく変化し、テレワークや余暇を両立させるワーケーションといった新たな生活様式なども急速に普及しており、コロナ禍を契機とした地方回帰が高まりを見せている。本市では、活気があって住みやすいと実感できるまちづくりを進めているが、さらなる高みを目指して『コロナ禍を乗り越えた新たな北秋田市を目指して前へ』を合言葉に掲げながら、様々な施策に取り組んでいる。今のような時代に求められるのは、たくましく心豊かに、しなやかに新しい発想を生む創造であり、人とのつながりを互いに生かし合う共生であると思う。このたび、新たな一歩を踏み出した皆さまには、高い志のもと、輝かしい未来へと歩みを進めながら柔軟で斬新な発想とエネルギッシュな行動力、地域を愛する熱い思いを、ふるさと北秋田市の未来のために注いでくれることを期待する。また、離れて活躍されている皆さまも、ふるさと北秋田市を心のよりどころとして、誇りと愛着を忘れることなく、ふるさととつながりながら自信をもって歩まれることを心から願っている」などとお祝いの式辞を述べました。
次に、堀部壽市議会議長が「皆さんと一堂に会して二十歳の集いが開催できることは誠に喜びに堪えない。そして心身ともに健やかに成長され、二十歳を迎えられたことを心よりお祝い申し上げる。皆さんは、公職選挙法の改正により高校生であった18歳から選挙権が付与され、今年からは民法が改正され成年年齢が18歳となったことで、親の同意がなくとも様々な契約などができるなど大人としての行動ができるようになった。しかし、飲酒や喫煙はこれまでと変わらず二十歳からとなっており、こうして二十歳を迎えて、改めて大人の仲間入りを実感していることと思う。一方で、これから成人として多くの義務も関わること、果たすべき責任の重さや課せられた義務の大きさに戸惑うこともあるかと思うが、常に前向きに失敗を恐れることなく、いろいろなことに挑戦してほしい。そして自分自身の意思と行動で輝ける人生を切り拓いてほしいと願っている。秋田県、北秋田市においては、少子高齢化や過疎化に歯止めがかからず大きな課題となっており、さらに新型コロナウイルス感染拡大により地域経済も大きく影響を受ける中、市では活力あるまちづくりに向けて様々な施策を展開しているところである。市議会議員も魅力ある北秋田市に向けて日々努力しているところであるが、まちを元気にするためには、若い皆さんの力が必要。若い感性と実行力で、北秋田市を魅力あるまちにするために力を貸してほしい。そして、皆さんが若き情熱とたくましい行動力を如何なく発揮され、ますます活躍されることを祈念する」などとお祝いと激励の言葉を述べました。
続いて、秋田県議会議員の近藤健一郎議員と北林丈正議員がそれぞれ祝辞を述べました。
このあと、新成人を代表して、近藤優真さん(鷹巣南中出身)に津谷市長から記念品の目録が贈呈されました。
また、同じく新成人を代表して、宮野空見さん(鷹巣中出身)が「お祝いの言葉をくださった市長はじめ来賓の皆さま、この集いを開催するにあたり尽力された多くの方々に感謝申し上げます。久々の友人との再会がマスク越しであることは非常に残念ですが、皆さまの感染対策のおかげで、こうして『二十歳の集い』が開催できることをうれしく思います。この20年間を振り返ると、いろいろなことがあり本当にあっという間でした。高校を卒業し、社会人として仕事に奮闘している方、勉学に励む方などそれぞれ頑張っていることと思いますが、夢を叶えるということは、決して楽なことではありませんが素敵なことです。私は、頑張れという言葉に何度救われたかわかりませんが、時にはその言葉が負担に感じることもありました。つらいときは誰かに頼ってもいいと思います。私もたくさんの人に支えられて今の自分がいます。たとえうまくいかなくても、たくさん寝て、たくさん食べて、たくさん笑って、たくさん泣いて、また明日から頑張ればそれでいいと思います。大事なのは、自分らしく自分のペースで頑張ることです。私は将来、看護師として地元秋田に恩返しをしたいです。この地で育ち、素敵な仲間に出会えたことは、私の宝物です。これまで支えてくださった家族、先生方、地域の皆さん、まだまだ未熟な私たちを、今後とも温かい目で見守っていただきますようお願いします。これからも感謝の気持ちを忘れず、日々精進することを誓います」などと誓いの言葉を述べました。
式典後には、市内在住でシンガーソングラーターの本城奈々さんの記念公演が行われたほか、北秋田市から記念品として贈られる記念写真の撮影が地区ごとに分かれて行われました。
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お祝いの式辞を述べる津谷市長 -
お祝いと激励の言葉を述べる堀部議長 -
津谷市長より記念品の贈呈を受ける近藤さん -
新成人を代表して誓いの言葉を述べる宮野さん -
二十歳の集いに出席した皆さん(国歌・市民歌・県民歌斉唱) -
本城奈々さんの記念公演