2022年07月08日
コンテンツ番号14588
県内屈指の観光素材を活かし、活気ある地域を目指して
(2022年7月8日)
令和4年度の「秋田内陸地域公共交通連携協議会」総会が7月8日(金曜日)に阿仁山村開発センターで行われ、委員、幹事などの関係者約30人が出席して秋田内陸線沿線エリアの魅力向上事業などを協議しました。
総会では、協議会会長となる津谷市長が「先ごろ、秋田内陸縦貫鉄道株式会社の株主総会が開かれ、経営目標とする経常損失2億円以内を7期連続で達成することができた。会社の努力もさることながら、皆さまのお力添えにも感謝を申し上げる。昨年度は、観光庁の事業などを活用して秋田叉鬼号がリニューアルされた。現在は『鉄の3兄弟』ということで、笑EMI号、秋田縄文号の観光列車と合わせて急行列車やイベント列車として運行し、地域に明るい話題を届けている。また、近年では内陸線を利用した教育旅行なども大きく伸びてきており、今後は回復が見込まれるインバウンドを含めた観光誘客に期待をしている。協議会としても秋田内陸線の利用促進や沿線の活性化を図るために、風物詩となった田んぼアートなどの様々な事業を展開している。新たな試みとしては、2月に縄文小ヶ田駅前でスノーアートを開催したほか、8月には笑内駅近くでひまわり迷路を開催予定である。これらの観光コンテンツに加え、武家屋敷や森吉山、伊勢堂岱遺跡などの県内屈指の観光素材を活かしながら、コロナ収束後のインバウンドをはじめとする国内外から再び大勢の観光客が沿線を訪れ、活気ある地域となるよう期待をしている」などと開会のあいさつをしました。
このあと、津谷会長が議長を務めて協議に入り、事務局から令和3年度の事業報告・決算、監査報告、事業自己評価、令和4年度の事業計画(案)、予算(案)などの説明が行われたほか、出席委員から闊達な提言を受けて意見交換などが行われました。
令和4年度の事業計画では、「1.秋田内陸線の利便性向上事業」として、観光ガイドマップ制作事業、「秋田内陸ナビ・WEB」運営開発事業、外国人観光客利便性向上事業、「2.地域交通と観光地や商業施設との連携事業」として、沿線エリア誘客促進事業、沿線エリア地域資源魅力向上事業、足で稼ぐ秋田内陸線沿線情報充実プロジェクト事業、首都圏誘客強化事業、観光案内看板リニューアル事業、「3.秋田内陸線を活用した観光客の誘致促進事業」として、内陸線利活用促進イベント支援事業、沿線エリア情報発信事業、沿線エリア訪日外国人プロモーション事業、沿線エリアにぎわいづくり支援事業、SNS活用プロモーション事業、縄文小ヶ田駅装飾事業、「4.秋田内陸線の利活用促進事業」として、沿線ふるさと教育推進事業、郷土の魅力を再発見! 学校行事支援事業、ないりっくんのおともだち大作戦事業、沿線スポーツ団体交流支援事業、修繕ボランティア活動材料等支援事業、秋田内陸線支援団体情報交換事業、観光アテンダント事業など、活性化を図るための事業が行われる計画となっています。