2022年05月19日
コンテンツ番号14389
自分の学びを地域や将来を担う子どもたちのために
(2022年5月19日)
令和4年度の高鷹大学(金澤博学長、受講生157人)の入学・開講式が北秋田市文化会館で行われました。
高鷹大学は、実・高年者の生活体験、学習や研究活動の成果を発表し合い、相互啓発と伝承活動を通して世代間の相互理解と共同意識の高揚に努め、与えられる学習から地域に還元する学習活動へ移行して、自らの生きがいの創造に資することを趣旨とし、55歳以上の市民受講生が年7回程度の全体学習講座や、月1、2回程度のクラブ活動を行っています。
この日は16人の新入受講生が入校となり、記念品贈呈では、佐藤昭洋教育長から新入生を代表し、菊地俊明さんに記念品が贈呈されました。
その後、佐藤教育長から「今年度は、昨年よりも7人多い、16人の新入学生をお迎えし、157人の皆さんとともに高鷹大学を開講することができた。全体講座に対する皆さまからのアンケート結果によると、世界文化遺産登録決定前に実施した世界遺産登録と縄文遺跡に関する講演会や、ミュージックケアの講座では、大いに参考になった、または参考になったと回答した方が90パーセント以上におよびました。また、活動に参加して活力や生きがいを持てるようになったと回答した方は87パーセントもおり、コロナ禍ではあるが、講座やクラブ活動を通して実りの多い一年になったと感じている。今年度は新型コロナウイルス感染症に対する脅威がなくなり、安心安全な生活が一日でも早く戻ってくることを願っている」などと式辞が述べられました。
続いて、金澤学長から「皆さんはこれから始まる大学生活で、学習やクラブ活動を通して様々な知識や技術を習得することになる。これまでの仕事や地域の枠を超え、新しい仲間と出会い、つながり合うことで豊かな人生を創造してほしい。そして高鷹大学での学びにより、自分自身の目標の達成、生きがいや仲間づくりはもちろんのこと、ぜひ学んだことをそれぞれの地域、またこれからの将来を担う子どもたちのために役立ててほしい」などとあいさつがありました。
また、新入生を代表して三澤甲江さんから「新型コロナウイルスという苦境に立ち向かいながら、日々学ぶことを忘れず、新たな人生への様々な思いと期待を巡らせている。今日からは、自分の学びを地域のためにという高鷹大学のスローガンのもと、講師の先生方や諸先輩方のご指導を仰ぎ、高鷹大学の一員として楽しく学んでいきたい」などのあいさつがありました。
入学・開講式後は、秋田県警察北秋田警察署の渡邊貴行氏による「楽しく学ぶ交通事故防止と高齢者講習」をテーマに記念講演が行われました。