2022年04月23日
コンテンツ番号14277
ロマンあふれる縄文神秘の世界が公開となる
(2022年4月23日)
昨年、ユネスコ世界文化遺産登録となった「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産17か所の一つとなる国指定史跡「伊勢堂岱遺跡」(北秋田市)の一般公開が、4月23日(土曜日)から始まりました。
「伊勢堂岱遺跡」は、北秋田市脇神字伊勢堂岱に位置する縄文時代後期前葉(約4,000年前)の環状列石を主体とする遺跡で、4つの環状列石をはじめ、配石遺構、堀立柱建物跡、土杭墓、柱穴、溝状遺構などが検出されています。なかでも環状列石は、祭祀の場として祖先崇拝や神聖な儀式などが行われていたとされる場所で、この遺跡群特有なものとなっています。しかも、4つもある場所は「伊勢堂岱遺跡」のほかに例がなく、縄文人の世界観を知るうえでも大変貴重なものとされています。
「伊勢堂岱遺跡」の一般公開は10月31日までとなっていて、ガイダンス施設の「伊勢堂岱縄文館」とともに入場無料となります。
※「伊勢堂岱縄文館」は通年開館(月曜日は休館)しています。
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世界文化遺産の国指定史跡「伊勢堂岱遺跡」 -
いせどうばしを渡り「伊勢堂岱遺跡」へ -
4つある環状列石のひとつ -
環状列石と柱穴 -
環状列石の向こうには世界自然遺産の白神山地 -
4つある環状列石のひとつ -
ガイダンス施設「伊勢堂岱縄文館」では「いせどうくん」がお出迎え -
「伊勢堂岱縄文館」に展示されている板状土偶など