2022年03月25日
コンテンツ番号14129
事業者間の連携と体制強化による地域林業再生と木材産業活性化へ
(2022年3月25日)
北秋田市の森林・林業関係者15人による令和3年度の森林・林業意見交換会が、3月25日(金曜日)に市民ふれあいプラザで開催されました。
林業は成長産業として期待が高まっているものの、後継者、担い手、従事者など人材不足が問題となっており、市産材の利用促進を図るためには、事業者間の連携が重要とされています。
はじめに、津谷市長が「昨年来続いているウッドショックに加えて、ウクライナ情勢など状況が悪化している。木材や原油などの価格が高騰して、地域産業のみならず日本経済全体にもどのような影響があるのか不透明な状況となっており、今後もその動向を注視していかなければならない。平成30年度から開催しているこの意見交換会であるが、地域林業の抱える課題や林業施策に関して意見をいただき、国や県が示す政策の方向性を見極めながら事業の推進を図ってきている。一方で、日本政府が目標に掲げている脱炭素社会の実現のためには、森林整備の促進による二酸化炭素吸収量の増加や排出量の抑制などが重要であるとされている。市が果たすべき役割は、地域林業の再生を通じて木材産業の活性化が重要であり、そのためには事業者間の連携や体制強化が必要不可欠であると考えている。日ごろから地域が抱えている森林・林業の課題について意見をいただきながら、有意義な会になることを願っている」などとあいさつを述べました。
このあと、事務局担当者より、新年度の林道関係事業、市有林等事業、森林経営管理制度などの事業説明があり、地域林業の抱える課題などについて意見交換がなされました。