2022年03月24日
コンテンツ番号14120
市民の居住環境向上など新たな事業の展開へ
(2022年3月24日)
令和4年3月の津谷市長の記者会見が、3月24日(木曜日)に市役所本庁舎で開かれました。
記者会見での説明概要は次のとおりです。
1.「北秋田市新住まいる応援事業」
北秋田市では、市内経済の活性化や市民の皆さんの居住環境の質の向上のため、平成22年度から継続して実施している「北秋田市住宅リフォーム支援事業」について、令和4年4月より若干の制度変更を行い、新たに「北秋田市新住まいる応援事業」として実施します。
変更されたメニューについてご説明します。
1点目として、令和3年度までに「北秋田市住宅リフォーム支援事業」を利用した人の再申請が可能となります。
2点目として「子育て応援型」の補助ですが、18歳以下の子どもが1人以上同居している世帯について、工事費の15%補助、30万円を上限としています。今までは18歳以下の子どもが2人以上同居していることが条件となっていましたが、新年度からは条件を緩和して、1人以上の子どもの同居世帯に補助をする内容となっています。
3点目は「中古住宅購入型」の補助として、工事費の20%補助、40万円を上限としています。今までは空き家のみが対象でしたが、新年度からは築10年以上の中古住宅を購入して行う工事も対象としています。なお、令和3年4月1日以降に取得した住宅に限ります。
4点目は、新たに「下水道接続工事加算」として、定額5万円を加算するものです。住宅リフォーム工事に排水設備工事(下水道接続工事・浄化槽設置工事)が含まれている場合、通常の補助に5万円を加算する内容となっています。
なお、「一般型」の工事費の10%補助、上限10万円および「移住者応援」の工事費の15%補助、上限30万円は変更ありません。
本事業の開始は4月1日を予定しています。
市民の皆さんへの周知は、本庁舎ならびに各総合窓口センターにチラシを用意するほか、市のホームページおよび5月号の広報により周知を図ります。詳細は、都市計画住宅係までお問い合わせください。
2.「デジタル田園都市国家構想推進交付金」の交付対象事業の採択
市では、デジタル技術を通じた地方活性化を推進するため「デジタル田園都市国家構想推進交付金に、『世界遺産「伊勢堂岱遺跡のXR化」事業』「阿仁地区水道施設監視システム整備事業」の2事業を申請していましたが、3月18日付で内閣府より2事業とも採択された旨の通知がありました。
この交付金は「デジタル田園都市国家構想」の実現に向けて、デジタルを活用した地域の課題解決や魅力向上に取り組む自治体に対して、その事業の立ち上げに必要な経費を国が交付金により支援するもので、令和3年度に国の補正予算により新たに創設されています。
採択された2事業のうち『世界遺産「伊勢堂岱遺跡のXR化」事業』は、総事業費33,934千円、うち国費が補助率2分の1で、16,967千円となっています。
コロナ禍や冬期間であっても伊勢堂岱遺跡をより多くの方々に体験できるようにするため、伊勢堂岱遺跡および出土品のデジタル化を行い、遺跡のホームページや縄文館内のタッチパネルモニターからVRデータを閲覧することができるようにするものです。
また、「阿仁地区水道施設監視システム整備事業」は、総事業費77,282千円、うち国費が補助率2分の1で38,641千円となっています。
阿仁地区浄水場へ常時監視システムを設置することにより、水質事故や管路事故の早期発見を促し、安全・安心な水道水を安定的に供給できるようにするものです。
市では、採択された2事業を令和4年度事業として予算措置を行い、地域の課題解決や魅力向上の実現に向けて着実に進めていくよう取り組みます。