2022年01月09日
コンテンツ番号13802
分団の結束力を向上させ力強い消防団をつくりあげる
(2022年1月9日)
令和4年消防出初式が、1月9日(日曜日)に北秋田市文化会館で行われ、13分団、消防団員415人が参加し、今年1年の無火災と無災害を願うとともに、消防団員として決意を新たにしました。
今年は、市民ふれあいプラザから文化会館までの間を消防団員や消防車両による分列行進が行われ、今回は観閲付近でハシゴ車による垂れ幕の掲示が行われたほか、秋田北鷹高校の高校生消防クラブと認定こども園しゃろーむ園児も威風堂々とした姿で行進に参加しました。
文化会館の式典では、はじめに津谷市長が「消防団員と関係者には、日頃より地域住民の生命や財産を守るために昼夜問わず献身的に活動されてることに対して、心から敬意と感謝を申し上げる。長年に渡って消防業務に精励された功績により、表彰の栄に輝かれた皆さまには心よりお祝いを申し上げる。今年の正月は、近年稀に見る厳しい寒さと降雪に見舞われ、火器を扱う機会が増える中、綴子地内で住宅火災が立て続けに2件発生しており、1人の尊い命が失われた。市民の皆さまに火災予防を強く呼びかけていくが、一人ひとりが火災から大切な命や財産を守るために防火意識を高く持ち、日頃からの備えを行っていただきたい。災害も年々激甚化、多様化しているが、改めて災害の恐ろしさを実感するとともに、日頃からの備えや地域防災の重要性を再確認している。全国的に人口減少や高齢化などで消防団員の減少は続いており、消防団を取り巻く環境は厳しいものがあるが、災害の多様化に対応し住民の広いニーズに適切に応えるためには、一人ひとりの力の団結が必要となる。消防人として、有事にあっては堅忍不抜の精神を発揮され、平時においては常に防災意識の涵養に努め、消防機材に精通し実効ある働きができるよう弛まぬ訓練と英知をあわせ、困難に立ち向かってほしい。本年が災害や火災等がなく、市民の皆さまが平穏な毎日を過ごせる1年となることを祈念するとともに、消防団員の発展と活躍を祈る」などと式辞を述べました。
次に、杉渕一弘消防団長は「消防職員、消防団員の昼夜を問わず様々な災害現場において、勇敢かつ献身的な尽力に深く感謝とお礼を申し上げる。また、本日表彰を受ける皆さまにお祝いを申し上げる。この度の受章は長年の消防活動に尽力された賜物であり、今後もより一層の精進をお願いする。昨年は、幸い大きな災害等はなかったが、コロナ禍で多くの行事が中止となった。このような中で、秋の火災予防訓練では、地域住民との連携や災害時における地域防災力の強化が図られたと思う。今後の災害対応をするうえで、常備消防との連携はますます重要となる。複雑多様化する各種災害に対応できるよう、さらなる知識と技術の向上に努めるようお願いする。市民が安全で安心して暮らせる北秋田市を目指して、団員同士が一致団結してこれまで以上に分団の団結力を深め、さらに結束力を向上させ、より力強い消防団をつくりあげるよう重ねてお願いする」などと訓示を述べました。
続いて、表彰状授与および伝達式では、秋田県知事表彰の有功章7人、永年勤続功労章(40年)1人、永年勤続章(35年)3人、同(30年)16人、同(25年)18人、同(20年)14人、秋田県消防協会長表彰の功労章(30年)9人、勤続章(10年)15人、秋田県消防協会大館北秋田支部長表彰の支部功労章9人、北秋田市長表彰の精勤章11人、消防団協力事業所(10年)1事業所に表彰状が授与されました。
受章者を代表して、第3分団の出川信久分団長が「本日は、大変名誉ある表彰を受け、消防人として身に余る思い。郷土愛護の理念と地域住民の生命および財産を守るという消防団員の使命を考えるとき、その責任の重大さを日々痛感している。昨今、消防団を取り巻く環境は厳しさを増しているが、この受章を契機として、より一層市民の負託に応えるため日々精進し、郷土繁栄の一躍を担い、消防団発展のため微力ながら尽力したい」などと謝辞を述べました。
また、伝達式では、防火・防災作文で最優秀賞に輝いた飯坂歩弥さん(森吉中学校3年)への表彰も行われ、その受賞した作文の朗読も行われました。
式典の最後には、土門啓介秋田県北秋田地域振興局総務企画部長、近藤健一郎秋田県議会議員、北林丈正秋田県議会議員、黒澤芳彦北秋田市議会議長が、それぞれ来賓の祝辞を述べられました。