2021年12月10日
コンテンツ番号13640
医療団体・市・市民ボランティアのワンチームで次年度の事業につなげる
(2021年12月10日)
令和3年度「北秋田市医療団体との業務協議会」が、12月10日(金曜日)に北秋田市保健センターで開催されました。
医療団体との業務協議会は、市の医療・健康・福祉事業の円滑な推進と市民の健康増進を図るために例年開催されており、この日は、市内の医療団体が一堂に会して、今年度の事業説明と情報交換などが行われました。
開会に先立ち、はじめに津谷市長が「日頃より市の医療・健康、福祉行政に多大なるご尽力を賜り深く感謝申し上げる。2回の新型コロナワクチン接種には、医師団はじめ関係機関のご協力に、大きな事故等もなく無事終了することができた。これから3回目の接種も始まるため、今後ともご協力をお願いする。皆さまには、本市の健康推進事業や検診事業、在宅当番医制などにもご協力いただいているが、今年は特に、新型コロナワクチン接種のほかに仮設診療所の運営についても特段のご配慮を賜り、このことにも厚く感謝を申し上げる。また、学校医の皆さまにも児童・生徒の健康、学校内部の環境整備にご尽力をいただいていることにも心から感謝を申し上げる。一昨年以来、新たな感染症の発生による医療関係者の皆さま方のご負担が増えておりますことは重々承知をしているが、学校検診事業は未来を支える子どもたちの健康に関わる大事な事業であるため、引き続きご支援をお願い申し上げる。本協議会は、医師、歯科医師をはじめ、子どもたちの健康や保健指導、学校環境衛生の維持改善などを担う薬剤師や養護教諭の皆さまと本年度の取り組みを検証しながら、次年度につなげる重要な意見交換の場と考えている」などとあいさつしました。
続いて、医療団体代表として小林真(小林眼科医院院長)が「昨年のこの会は、迫りくる新型コロナ感染症の脅威に怯え、何としてもワクチン接種を成功しなければならないというプレッシャーの中で行われたと記憶している。2回接種を無事終えて、3回目の接種に向け、昨年とは違い少し余裕を感じながら準備を進められるようになった。これは、医療健康課の皆さんをはじめとする行政全体と市民ボランティア、医療団体がワンチームとなって協力した結果だと思う。特に強調しておきたいのは、医療健康課のきめ細やかな計画の立案と柔軟な対応は、他の行政より数段上のレベルをいっていると自慢できる。新しいオミクロン株は、これまでのデルタ株と入れ替わり世界中を席巻すると思うが、第6波がどのような形になってくるのか想像できないため、必ずくるという覚悟をして次の対策を講じていかなければならない。今しばらく、このチームを存続する必要があり、お互いに市民の健康を守るために努力したい」などとあいさつしました。
業務に関する協議では、学校教育課、医療健康課、商工観光課(資料のみ)の担当者それぞれから今年度の事業説明が行われ、説明後には検診の受診勧奨や医療現場からの声など、意見・提言が活発に出され、次年度の業務につながる協議の場となりました。
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主催者あいさつを述べる津谷市長 -
医療団体を代表してあいさつを述べる小林眼科医院院長