2021年12月03日
コンテンツ番号13614
女性消防吏員の活躍推進に向けて~ともに活躍するための幸せな生き方・働き方を考える~
(2021年12月3日)
令和3年度女性消防吏員活躍推進アドバイザー派遣事業「女性消防吏員活躍推進に関する研修会」が、12月3日(金曜日)に市民ふれあいプラザで開催されました。
消防庁では、女性消防吏員の職務上の活躍を積極的に支援するため、平成29年度に「女性消防吏員活躍推進アドバイザー派遣要綱」を定め、これに基づき、女性消防吏員の採用が進んでいる消防本部の人事担当者や女性活躍に関する有識者を派遣して、女性活躍の意義、人事配置上の配慮、効果的な広報などの具体的な方策を助言する「女性消防吏員活躍推進アドバイザー制度」を運用し、アドバイザー派遣を希望する団体で研修会を実施するなど、令和8年4月までに現在約3パーセントの女性消防吏員の割合を5パーセントとする目標を掲げています。
北秋田市消防本部(長岐篤市消防長)では、今年4月にこの制度に応募し、今年度の派遣決定団体(53団体)に秋田県で唯一選考されました。
研修会の開会にあたり、長岐消防長が「当本部では、女性消防吏員の採用に向けた取り組みを行ってきたが、結果に結びついていない。そのため、総務省消防庁の女性消防吏員活躍推進事業の交付金を活用した広報活動にも取り組み、現在も募集しているが、女性の採用後については、これまで経験がないため不安なところである。この研修を機に、女性消防吏員の活躍が、新たな住民サービスの発展につながることを期待する」などとあいさつをしました。
研修会では、アドバイザーとして岩手県北上地区消防組合消防本部の小菅亜紀子消防司令補を講師に迎え、「女性消防吏員の活躍推進に向けて~ともに活躍するための幸せな生き方・働き方を考える~」をテーマに、消防職員約60人の参加のもと、実体験などを交えた研修会が行われました。
北秋田市消防本部では、現在、女性消防吏員は在籍していませんが、女性消防吏員とともに働くうえでの課題、女性消防吏員がライフステージに応じて活き活きと働ける職場環境、広く活躍できる環境づくりに取り組んでいくための第一歩となる貴重な研修会となりました。
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あいさつを述べる長岐消防長 -
アドバイザーの小菅消防司令補(北上地区消防組合消防本部) -
消防職員研修会の様子