2021年11月17日
コンテンツ番号13520
新たな森林計画と多様な森林づくりの推進に向けて
(2021年11月17日)
林野庁東北森林管理局(米代東部森林管理署、上小阿仁支署、米代西部森林管理署)による「米代川流域国有林の森林計画に関する住民懇談会」が、11月17日(水曜日)に国、県、市町村、地域住民の森林・林業関係者約50人の出席のもと、北秋田市交流センターで行われました。
森林計画制度は大きく3体系となり、森林・林業基本法に基づき、概ね5年ごとに定める長期間を見通した計画として政府が定める「森林・林業基本計画」、これに即した形で森林法に基づき、5年ごとにたてる15年計画として農林水産大臣が定める「全国森林計画」、それに調和した形で国有林野の管理経営に関する法律に基づき、5年ごとに定める10年計画として同大臣が定める「国有林野の管理経営に関する基本計画」などとなっています。
また、この「全国森林計画」を踏まえた5年ごとにたてる10年計画として、都道府県では「地域森林計画」、市町村では「森林整備計画」を策定することとなります。
はじめに、主催者である一ノ宮秀和米代東部森林管理署長が「米代川流域国有林の新たな計画策定に際して、地域の方々、林業関係者などからご意見を伺う場とし開催した。この地域の豊かな森林の約55パーセントにあたる国有林について、ご意見を伺ったうえで、国民の森林として管理経営に役立てていきたいと考えている。6月に新たな森林・林業基本計画が閣議決定され、今後の森林・林業・木材産業に関する基本方針が明らかになってきたが、皆さまのご意見も踏まえ、基本方針に即した新しい計画を策定することになる」などとあいさつを述べました。
主催者あいさつのあと、森林管理局職員から「森林計画制度と多様な森林づくりの推進」、「米代川流域国有林の森林計画等」の説明があり、出席者による意見交換が行われました。