2021年10月31日
コンテンツ番号13447
繋~軌跡を見つめ未来を描く~
(2021年10月31日)
森吉中学校(高橋晋校長、生徒79人)の創立50周年記念式典と記念講演会(実行委員長:片岡喜輝PTA会長)が、10月31日(日曜日)に来賓、PTA保護者、教職員、在校生など約160人の出席のもと同校体育館で行われました。
森吉中学校は、昭和47年に米内沢中学校、前田中学校、森吉中学校の3校の統合により開校し、昭和51年から現在の校舎となっています。これまでに輩出した卒業生は5,534人となっており、その中には「豪風」の四股名として大相撲で活躍した現在の押尾川親方など、多くの方面で活躍しています。
記念式典では、はじめに高橋校長が「今年度の生徒会テーマである『繋~軌跡を見つめ未来を描く~』は、これまで脈々と受け継がれてきた伝統を大切にしつつ、未来の新しい森中を創造していこうとする精神が表現されたテーマです。このテーマのもとに森中生は様々な活動に取り組んできました。これは、これまで受け継がれてきた森中生の姿であり、森中生らしさだと捉えています。伝統は代々受け継がれていくものですが、大切なことは、これまでの間に形作られてきた森中生らしさや地盤にプライドをもって引き継いでいくことだと思います。このことが今後も受け継がれていくことを願っています。これからも地域とともに地域に元気を届ける森中であり続けることをお誓いします」などと式辞を述べました。
次に、片岡実行委員長が「この記念すべき50周年を契機に、校訓である『自主・協調・創造』の意義を改めて心に刻み、卒業生が社会の一員として郷土や社会の発展に一層邁進され、在校生は恵まれた環境のもとで森中健児らしさを存分に発揮し、新たな歴史を重ねてほしいと思います」などとあいさつを述べました。
また、来賓の津谷市長が「3つの中学校が統合してから半世紀、森吉中学校は地元の方々をはじめ多くの人々に支えられながら昭和、平成、令和の時代を力強く歩み続け、確かな足跡を残してまいりました。生徒たちの学業や課外活動における幾多の優秀な成績は地域の皆さまを元気づけ、勇気を与えてくれ、さらには永遠の学び舎を育った数多くの先輩たちがあらゆる方面で活躍されていることから、設置者として経緯と感謝を表します。在校生の皆さんは、諸先輩の努力や多くの方々のご支援のもとに、今日の森吉中学校があることを知って、長く積み重ねられてきた歴史と伝統、自主・協調・創造の精神に満ちた素晴らしい校訓を後輩たちに引き継いでほしいと思います。子どもたちが充実した学校生活を送り、豊かな人間性を育んでいけるよう良好な教育環境を整え、優しい故郷を保ってまいりたいと考えています。創立50周年を契機に、本校が地域の文化や教育活動の中心として、学業はもとより、多方面にわたるますますのご活躍により、新たな歴史と伝統を築いていけますようご祈念申し上げます」などと祝辞を述べました。
続いて、50年の歩みを映像で振り返り、生徒を代表して武石伊織生徒会長が「森吉中学校は、今年『繋~軌跡を見つめ未来を描く~』をテーマとして活動してきました。先輩たちが築いてきた伝統を在校生が受け継ぎ、新しい歴史を作っていきたいという願いが込められていて、歴代の生徒会誌を見る機会があり、そこに記されていた『私が森中を良くしていくんだ。私がやらなきゃ誰がやるんだ。という気持ちを一人ひとりが持ち、失敗を恐れることなく常に前進しようと努力を続けることだ』という言葉が自分に力を与えてくれました。これが50年前から脈々と受け継がれている森中魂ではないでしょうか。在校生もコロナ禍を嘆くのではなく、今できることを精一杯取り組み、スクラムを組んで前進することが森中魂ではないかと考え直し、一つ一つ積み重ねてきました。この節目の年に、森吉中学校に在籍した79人は、創立50周年記念式典を一つの節目として、先輩や地域の皆さまの思いを受け継ぎ、校訓を道標としながら未来へ進んでいくことを約束します」などとあいさつしました。
記念式典終了後は、同校の第30期卒業生で、地元でシンガーソングライターとしても活躍されている本城奈々さんが「自分をつくるもの」をテーマに、歌を交えての記念講演や全校合唱などが行われました。
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式辞を述べる高橋校長 -
あいさつを述べる片岡実行委員長 -
祝辞を述べる津谷市長 -
在校生を代表してあいさつを述べる武石生徒会長 -
在校生の全校合唱 -
本城奈々さんの記念講演