2021年10月29日
コンテンツ番号13441
北秋田市版「会食時の5つのルール」、秋の火災予防運動、暖房費等助成事業など5項目を説明
(2021年10月29日)
津谷市長の定例記者会見が、10月29日(金曜日)に市役所本庁舎で行われました。
会見に先立ち津谷市長は「中嶋聡オリックスバファローズ監督がパ・リーグの優勝を果たし、昨日、その記念の祝賀セレモニーを開催しました。ご案内のとおり、北秋田市出身であり、鷹巣農林高校出身であります。選手時代はもちろん、今回は監督として、大変難しい任務の中で優勝できたことは市民にとっても明るい話題です。また、コロナ禍の中、地元出身の監督のご活躍は市民に元気を与えてくれます。これからクライマックスシリーズ、日本シリーズを勝ち抜いて、日本一になっていただくよう応援していきたいと思いますし、皆さまも応援のほどお願いします」などとあいさつしました。
会見の概要は次のとおりです。
1.国立市との相互広報紹介事業
平成30年度に友好交流都市協定を結んでいる「国立市」とは、これまで、都市と山村の友好の森事業やマタギの地恵体験、まと火などの事業を通じて交流を深めてきましたが、昨年来のコロナ禍の影響により、交流事業が延期や中止となっていました。
そこで、コロナ禍においても続けることができる交流事業として、新たに「相互広報紹介事業」を実施することとなりましたのでお知らせします。
内容は、お互いのまちの観光や食、物産などのおすすめや、力を入れている取り組みなどを広報誌の中にコーナーを設けて紹介をするもので、これまでにも伊勢堂岱遺跡の世界文化遺産登録や国立駅舎復元一周年記念イベントの様子などスポット的に相互に紹介していましたが、今年の12月号からの当面1年間、隔月で掲載する予定としています。
ぜひこの機会に、それぞれの市民の皆さんに友好交流都市の魅力をたくさん知っていただき、様々な分野で交流を深めていただくきっかけになればと思っています。
2.秋の火災予防運動
火災が発生しやすい時季を迎えるにあたり、火災予防意識の向上を図り、火災の発生防止による高齢者等の火災による被害者の減少や、財産の損失を防ぐことを目的に、11月7日から13日までの1週間「秋の火災予防運動」を実施します。
この期間中は、当市4地区において、地域住民、消防団による防災訓練等を行うほか、消防団員に対する研修会として、11月7日(日曜日)に森吉構造改善センターを会場に、機関員となる消防団員を対象とした安全運転講習や、経験の浅い消防団員を対象とした基本訓練を行うこととしています。
また、昨年に引き続き、秋の火災予防運動期間中に、高齢者宅の火の元調査を消防団員と消防職員が合同で実施し、住宅用火災警報器の設置や火災予防の啓発に努めます。
11月14日(日曜日)には、ケーズデンキ鷹巣店の駐車場において、住宅用火災警報器の設置・維持に関する啓発をメインに「消防フェア」を開催します。
当日は、消防車やはしご車の展示、煙体験ハウスを使用した模擬体験、無線連動型住宅用火災警報器の作動体験、住宅用火災警報器の点検・交換の体験もできますので、多数の皆さんのご来場をお待ちしています。
3.北秋田市おもてなし宿泊支援事業
新型コロナウイルス感染者の減少に伴い、東京都では、感染防止対策を行っている認証店に対し酒類提供時間の制限をなくす対応をとるなど、社会経済活動の活性化に向けた取り組みが動き出しています。
先ごろ秋田県では、現在実施している「県民割」に加え「あきた冬割キャンペーン!」を実施する発表がありましたが、当市においても、11月15日から3月21日までの期間、市内宿泊施設において、秋田県民限定ではありますが「おもてなし宿泊支援事業」を実施します。
この事業は、コロナ禍で減少した観光誘客をはじめ、観光需要が減少する冬期間の誘客促進と宿泊事業者の事業継続を支援し、地域経済の活性化を図ることを目的として当初予算に計上し実施するものです。
内容は、税込み1人1泊11,000円以上のプランに対し3,000円の割引とし、税込み1人1泊6,000円以上11,000円未満のプランに対し1,000円の割引と2,000円分の地域限定クーポン券をプレゼントします。
例えば、11,000円のプランの場合、県の割引5,000円と市の割引3,000円が適用となり、自己負担額3,000円で宿泊することができます。さらに、県の「ふゆわりクーポン」1,000円分を利用できます。
10,000円のプランの場合、県の割引5,000円と市の割引1,000円が適用となり、自己負担額4,000円となりますが、県の「ふゆわりクーポン」1,000円分と市の「地域限定クーポン券」2,000円分を利用することができます。
あきた冬割キャンペーンと開始時期を合わせることで、より多くの皆さんにご利用いただき「北秋田の冬」を楽しんでいただきたいと考えています。
4.暖房費等助成事業
灯油の需要が高まる本格的な冬の到来を前にして、灯油の価格が値上がりしており、家計への影響が心配されるところです。
北秋田市では、現下の灯油価格高騰を受け、市民の皆さんの暖房費等にかかる経済的負担を軽減するため「暖房費等助成事業」を実施することを検討しています。
制度設計としては、令和3年度の市民税が非課税世帯を対象として、1世帯当たり6千円を軸として検討を重ねており、対象世帯数は約4,200世帯となる見込みです。
実施時期は、早ければ年内を目途に助成できるように議会と相談しながら進めてまいりたいと考えています。
この助成事業が市民の皆さんの暮らしを守り、暖かな生活を送る一助になれればと願っています。
5.北秋田市版「会食時の5つのルール」策定
秋田県では、新型コロナウイルスの感染状況について、ワクチン接種の進展と新しい生活様式の実践、基本的な感染対策の徹底などを要因として、新規感染者の減少が続き小康状態にあることから、独自の感染警戒レベルを「3」の警戒から「2」の注意に下げることを、一昨日27日の会議で決定しています。
北秋田市では、対象者の約9割の方が2回のワクチン接種を終えていることや、全国的に見ても感染状況が落ち着いていることから、今の状況が地域経済活動の回復と活発化に舵を切るタイミングと判断し、北秋田市版「会食時の5つのルール」を策定する方針を固め、本日夕刻に開催する「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」の場で決定する予定としています。
北秋田市は、長引くコロナ禍で売り上げが落ち込んでいる地元飲食店を支援するため、次の「5つのルール」の「コロナ対策認証店など、感染対策を十分に行っているお店を利用する」「なるべく普段一緒にいる人と会食し、店内の他のグループとの接触は避ける」「深酒やはしご酒は控え、長くても2時間以内とする」「会話するときは不織布マスクを着用する」「お酌などでみだりに立ち歩かず、自席で楽しむ」を守ってもらうことを条件に、市の職員には率先して地元飲食店で会食するよう呼び掛けてまいりますが、ぜひ、市民の皆さんにおかれましても、お得な北秋田市スーパープレミアム付き応援チケットをご利用いただき、地元飲食店へ会食におでかけいただきたいと思っています。
なお、市のコロナ対策認証店は、10月28日現在で28店舗となっており、市ホームページでお知らせしていますのでご覧ください。
また、再び強い対策が必要となる局面もあり得ますので、国内、県内の感染状況をしっかりと注視しながら、リバウンド防止、感染拡大防止に万全を期してまいります。
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北秋田市版「会食時の5つのルール」と感染防止対策「認証店シール」 -
北秋田市感染防止対策「認証店シール」