2021年10月05日
コンテンツ番号13376
重機部隊を活用した人命救助訓練
(2021年10月5日)
北秋田市消防本部(長岐篤市消防長)と北秋田市機能別消防団重機部隊との合同による土砂災害連携訓練が、10月5日(火曜日)に市建設課作業場(脇神字高村岱地内)で実施されました。
近年、大雨等により全国で頻繁に土砂災害が発生していることで、災害現場では重機を併用した検索救助活動が一定の成果を得ていることから、4月1日に運用した機能別消防団「重機部隊」と連携し、活動の統一化や標準化の確認を行い、高い実効性と効果的な活動を図ることを目的に、約30人が参加して行われました。
これまで、重機と連携した訓練は、2018年に秋田県総合防災訓練、秋田県建造物解体業協会との合同訓練を行っていますが、2019年には、実際に重機を活用した火災が2件発生しています。
この日の訓練は、重機活用基礎訓練として、重機の特性、危険性、走行時の危険性の把握、誘導員・安全監視員の位置の確認、重機からの視界と死角の確認、合図の確認などを行いながら、重機活用応用訓練として、消防活動場所確保のための啓開活動(ホイールローダー連携)、傾斜地での応急土留め(V字)およびグラウンドパット設定、ドローン操縦、そして、重機活用総合訓練として、土砂掘削および搬送活動(ドラグショベル連携)などが行われました。
訓練終了後、木村喜春署長が「人命救助の際には迅速な対応が必要なことから、消防隊だけでは人海戦術ということで、なかなかスムーズにいきません。このように重機隊を活用しながら、迅速に救出できることが求められます。本来は、災害が発生しないことが望ましいが、どのようなことが起こるかわからないため、そうした際は、今日のように協力しながら救助活動ができればと思います」などと訓練の講評を述べました。
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車両撤去訓練1 -
車両撤去訓練2 -
車両撤去訓練3 -
土砂からの人命救助を想定した訓練 -
救助後の搬送訓練 -
訓練後に講評を述べる木村署長