2021年08月12日
コンテンツ番号13215
「縄文の火」を聖火として届けよう
(2021年8月12日)
「東京2020パラリンピック」の開幕を前に開かれる「聖火フェスティバル」の採火式が、北秋田市では、県内市町村の最初となる8月12日(木曜日)に伊勢堂岱縄文館で行われました。
「聖火フェスティバル」は、パラリンピックの聖火リレーに用いる聖火の元となる火をつくるため、全都道府県で実施される市区町村それぞれの特色ある「採火」や「集火」などのイベントで、秋田県では8月12日(木曜日)から16日(月曜日)の期間で開催されます。
北秋田市では、7月27日に世界文化遺産登録決定となった「伊勢堂岱遺跡」の縄文時代に関連した古代の火起こしとして、巨大火起こし器(舞ぎり式)による採火を行いました。
採火式で点火者を務めた九嶋真穂さん(比内支援学校たかのす校高等部2年)は「なかなか火がつかなく大変でしたが、自分が起こした火が東京パラリンピックに届けられるのでうれしく思います」などと話しました。
続いて、津谷市長が「世界文化遺産の仲間入りを果たした伊勢堂岱遺跡の会場で、採火式が行われたことに感謝します。全国の880を超える市区町村で採火された炎がパラリンピックの会場に集まり、大きな炎の輝きとなって開始されます。全国から集まった炎が一つとなり、約1万年も平和が続いた縄文時代のように、パラリンピックが平和で安全安心の象徴となるような、そして、アスリートの皆さんが素晴らしいパフォーマンスを展開できるよう、さらには北秋田市をはじめ、日本、世界がいつまでも平和で安全安心な生活ができますことを心から祈念します」などとあいさつしました。
巨大火起こし器により採火された火は「縄文の火」としてランタンで一時保管し、秋田県の聖火としていったん秋田市に集められ、8月16日の秋田県集火式・出立式を経て東京に向かいます。
採火式終了後は、火起こし体験やカラムシ織体験の特別ブースで来館者などが体験でにぎわいました。
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巨大火起こし器による点火 -
ランタンに収められた「縄文の火」 -
あいさつを述べる津谷市長