2021年08月16日
コンテンツ番号13185
低圧進相コンデンサの経年劣化による発火に起因する火災が全国で発生しています。当消防本部管内でも過去に木工作業場や農作業場の配電盤に設置されていたものから発火し、火災が発生しています。最近その可能性が疑われる火災が発生しました。
昭和50年(1975年)以前に製造された「低圧進相コンデンサ」は、経年劣化により発火する危険性が指摘されています。作業場や倉庫のモーター駆動や、店舗の業務用冷蔵庫などで低圧(200V~600V)電力を使用されている方は今一度確認してください。
低圧進相コンデンサについては電気工事店などの専門業者にお問い合わせください。
低圧進相コンデンサ発火実験動画は、こちらからご覧ください。(提供:東京消防庁)
【コンデンサ火災を防ぐために】
1、機器を使用しない時はメインブレーカーを切り、低圧進相コンデンサに電圧がかからないようにすることを推奨します。
2、昭和50年(1975年)以前に製造された製品には保安装置が内蔵されていないため、被害が拡大する危険性がありますので、使用の停止や交換が必要です。
3、概ね10年以上経過したものは、専門業者による点検を受け、計画的に交換することを推奨します。