2021年07月30日
コンテンツ番号13148
「縄文風」新駅舎でさらなる利用促進へ
(2021年7月30日)
秋田内陸縦貫鉄道株式会社(吉田裕幸社長)の縄文小ヶ田駅舎落成式が、7月30日(金曜日)に同所で行われました。
これは、伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録内定を記念して鷹巣建設業協会(九島平悦会長)が自主事業として「縄文小ヶ田駅改修プロジェクト」を立ち上げ、約80人が参加し改修工事が進められました。
同協会はこれまで会員相互の親睦を深める活動に取り組んでいましたが、コロナ禍で活動が制限された今年度は「地域へ恩返しをしたい」という思いから同プロジェクトに注力することが決まりました。
以前の縄文小ヶ田駅舎は鉄骨モルタル造りのシンプルなデザインでしたが、改修後は伊勢堂岱縄文館に似た黒を基調とした「縄文風」のぬくもりあるデザインとなりました。
はじめに、鷹巣建設業協会の九島会長が「今年度は『社会貢献・地域貢献』を行おうと決め、伊勢堂岱遺跡の最寄り駅である縄文小ヶ田駅を『また来てみたい』と思えるような魅力ある駅舎にしようと取り組んだ。伊勢堂岱遺跡に内陸線を利用して多くの人に来てほしい、そして内陸線の乗車率向上につながってほしい」などとあいさつをしました。
続いて、津谷市長は「自主事業で立派な仕事をしてくださって大変うれしく思う。これから伊勢堂岱遺跡をどう活用していくか考えていくのが私どもの責務である。一つひとつ解決して、新しくなった縄文小ヶ田駅からたくさんの人が『おらほの宝』『おらほの遺跡』に来てもらえるようPRしていきたい」などとお祝いの言葉を述べました。
秋田内陸縦貫鉄道(株)の吉田社長は「縄文小ヶ田駅が見違えるような素晴らしい建物になり、大変嬉しく思う。地域の方々の熱い期待をしっかりと受け止めて、今まで以上に地域のために何ができるかを考え、頑張っていきたい」などと感謝の気持ちと決意を述べました。
縄文小ヶ田駅には、カプセルトイ(ガチャポン)とコインロッカーが設置されておりますので、伊勢堂岱遺跡へお越しの際は田んぼアートと一緒にぜひお立ち寄りください。