2021年07月27日
コンテンツ番号13142
遺跡の保存、魅力ある活用に取組み後世につないでいく
(2021年7月27日)
北秋田市の伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、7月27日(火曜日)にオンラインで開催された世界遺産委員会で世界文化遺産に登録されることが決定しました。北秋田市では市文化会館で世界遺産員会のパブリックビューイングが行われ、市民や伊勢堂岱遺跡ワーキンググループ、ジュニアボランティアガイドなどの関係者ら約100人が集まり、決定の瞬間には会場が大きな拍手で包まれました。
記念セレモニーでは津谷市長が「記念すべき瞬間にこの場にいる皆さんと立ち会えたことを本当に幸せに思っている。伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群が世界文化遺産に登録となり、本当にうれしい限りである。伊勢堂岱遺跡を今日まで守り、活用のために一生懸命頑張ってくれたたくさんの方々のご尽力に心から敬意と感謝を申し上げる。世界文化遺産に登録になったことがゴールではなく、これからがスタート。遺跡を保存して魅力ある活用をしていくことが私たちの責務である。この喜びを皆さまと共有しながら伊勢堂岱遺跡を宝として後世につないでいきましょう。これからも皆さまからのご支援ご協力をお願い申し上げる」などと世界文化遺産登録の喜びと関係者らへの感謝を述べました。
このあと、秋田県議会の近藤健一郎議員、北林丈正議員からのあいさつがあり、また、ビデオメッセージで佐竹秋田県知事、北秋田市ふるさと大使を務める高橋克典さん、秋田音楽大使を務める高橋優さん、元伊勢堂岱遺跡整備検討委員長である小林達雄さんからお祝いのメッセージがありました。
最後には、パブリックビューイングの参加者全員で「祝!世界遺産登録!!」と書かれたうちわを手にして万歳三唱を行い、登録決定の喜びを分かち合いました。
伊勢堂岱遺跡ワーキンググループの佐藤善壽代表は「本日、世界文化遺産に決定したことは大変喜ばしいことである。この伊勢堂岱遺跡をどのように引き継ぎ、市民のためにどのように活用していくかが課題となってくる。今後も皆さんからのお力添えをお願い申し上げる」などと話しました。
世界遺産登録について 津谷市長のコメント
第44回世界遺産委員会におきまして、伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、ついに世界文化遺産として登録を果たすことができました。これもひとえに、伊勢堂岱遺跡ワーキンググループや地域住民の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様からのお力添えの賜物と、心より感謝を申し上げます。
平成8年の現地保存以来、多くの住民・県民の方々が伊勢堂岱遺跡の保存・活用に関わっていただき、今日の世界文化遺産登録につながったと確信しております。
引き続き、市民とともに遺跡の価値の保存や魅力ある活用を行い、世界に向けて発信していきたいと考えております。
ありがとうございました。