2021年06月30日
コンテンツ番号13030
人が交流できる場を提供し細部にこだわる建物作りを
今回は、鷹巣駅前に2015年から事務所を構え、多種多様なデザイン・設計を手掛けている「コマド意匠設計室」を紹介します。
様々な住宅やお店の店舗、イベント等のポスターやロゴのデザインを手掛けるほか、シェアオフィスも経営するデザイナーの柳原まどかさんと一級建築士である小倉大さんにお話しを伺いしました。
Q.北秋田市で設計事務所を開こうと思ったきっかけはなんですか?
「東京で働いていたときに、田舎で働くことに興味を持ち、その時に国民文化祭を機に、そのスタッフとして鷹巣に来ました。そこでできた人脈もあり、鷹巣で仕事を始めました。結果的に、秋田市などと比べて会社が少ないからこそ楽しんで仕事ができ、コミュニティが小さい分、いろんな人と出会うことができるのが魅力だと考えています」
Q.今までどのようなデザインを手掛けてこられましたか?
「印象に残っているのは、独立を考えたときに手掛けた『ORIYAMAKE』です。2年ほどかけてじっくり提案を出しつつ相談しながら完成させ、最初の仕事にすることができてありがたかったです。ほかにも、森のテラスの看板や個人の方の住宅、内陸線の『マタギの玉手箱』のデザインなども行いました」
Q.シェアオフィスも一緒にやろうと思ったきっかけはなんですか?また、お客様にどのように利用してもらいたいですか?
「以前に働いていたところではオフィスをオープンにしていて、様々な人がやってきて楽しかったので、そういう場所にしようという考えと、地元の人とも知り合いやすいような場所にしようと始めました。地域の人や観光でたまたま来た人でも、気軽にふらっと寄ってもらえればと思います」
Q.今後について
「基本的には大きな建物というよりは、個人の住宅やお店などの建物を細かいところまでこだわって丁寧に作っていきたいです。家というのはその人にとって生涯の中で一番高い買い物になると思うので、設計する際には、じっくり時間をかけて考えてもらいたいと思っています。そのため私たちもお客様の話を聞いて、細かく設計図を描き、時には依頼者がイメージをしやすいように、模型等を作成して説明を行いたいと思っていますので、お客様には気軽にご相談いただければと思います。また、鷹巣駅前の仲間たちとは、新しいブランド『TANOC』を立ち上げたほか、鷹巣駅前マーケットもやっています。これからも楽しみながら、新しいことをやっていければと思います」
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