2021年06月01日
コンテンツ番号12948
奥森吉の「太平湖」で遊覧船の運行スタート
(2021年6月1日)
奥森吉にある「太平湖」の湖水開きが6月1日(火曜日)に行われ、太平湖と秘境小又峡を結ぶ第1号となる遊覧船の運行が始まりました。
太平湖は、昭和28年に森吉ダムの完成によってできた周囲30キロメートル、面積195ヘクタール、深さ58メートルの人造湖で、湖には大小13の渓谷渓流が注ぎ、サクラマス、イワナ、コイ、ワカサギ等が多く生息し、観光客や釣り人などで賑わいます。また、遊覧船で結ぶ小又峡は、森吉山東麓のノロ川原生林を源として、大小10余りの瀑布、おう穴、深渕(しんえん)からなる原生峡で、県の名勝天然記念物に指定されていて、遊覧船小又峡桟橋から1.8キロメートルの遊歩道が整備され、横滝・曲滝・ガマ淵・三角滝・穴滝・化ノ淵、化ノ滝・化ノ堰・化ノ穴滝と、個性あふれる滝や遊歩道の終点に現れる高さ20メートルの三階滝などが観光客を楽しませてくれます。
この日は、太平湖グリーンハウス前で太平湖遊覧船の安全運航と奥森吉小又峡来訪者の安全祈願式の神事が執り行われ、遊覧船運行事業者のぶなの郷あきた株式会社(間杉政明代表取締役)の社員や来賓、関係者など約20人が出席し、今シーズンの無事故と安全を祈願して玉串を奉てんしました。
神事のあと、主催者を代表して同社の間杉代表取締役が「今回も新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により、行事の最小化と屋外にて開催させていただきました。昨年度は、8千人弱のお客様のご案内をしており、今年度も春から秋まで、多くの皆さまを乗せて安全運航しながら、親切丁寧な対応をモットーにして業務に邁進します。また、コロナ終息後には、様々な企画イベント、キャンペーンなどを行い、この大自然豊かな森吉山県立自然公園が、秋田県でのさらなる観光の目玉となるよう奮闘します」などとあいさつを述べました。
このあと、遊覧船の発着所となる北清水桟橋から小又峡桟橋に向けて、今シーズンの第1便となる遊覧船「森吉丸」が出航となりました。遊覧船の運行は、6月1日から11月3日まで、毎日7便が運航されます。
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神事で玉串を奉てんする虻川副市長 -
あいさつを述べる間杉代表取締役 -
太平湖と森吉山