2021年05月31日
コンテンツ番号12936
「道の駅たかのす」基本構想を協議
(2021年5月31日)
第2回北秋田市議会全員協議会(黒澤芳彦議長)が、5月31日(月曜日)に市役所本庁舎で開催され、「道の駅たかのす」基本構想について協議されました。
「道の駅たかのす」は、十和田八幡平や田沢湖、白神山地や男鹿半島を結ぶ広域観光の中継地点に位置した交流拠点として、平成5年、県内第1号の道の駅として認定されるとともに、「大太鼓の館」が併設された「地域文化と結びついた道の駅」として元祖的な存在となっています。
こうした中、日本海沿岸東北自動車道の延伸等による動線の変化といった施設固有の課題のほか、少子高齢化などの地域課題や、感染症流行対策といった国際的課題など、「道の駅たかのす」が直面する様々な環境変化に対応していくとともに、今後も地域の期待に応えていくため、令和3年2月に設置した「北秋田市道の駅たかのす整備検討委員会」において、コンセプトや施設機能等を検討し、北秋田市「道の駅たかのす」整備事業基本構想が策定されました。
基本構想概要の一部は次のとおりです。(※今後はさらに検討が加えられ、令和3、4年度に基本計画の策定・実施設計、令和5年度に着工、令和6年度中のオープンを目指す予定としています)
道の駅たかのすの概況(施設の設置・配置など)
- 全体面積:約2.5ヘクタール
- 平成元年:「大太鼓の館」「大太鼓の里ぶっさん館」
- 平成9年:情報プラザ
- 平成13年:ドリームワールド
- 平成28年:JA産直「おおだいこ」
- 平成29年:木質バイオマス発電施設
「道の駅たかのす」の基本コンセプト
基本コンセプト
「世界一の大太鼓が響き、産物があふれる 多様な心と体を育む ぬくもりステーション」
施設の整備方針
方針1:文化・伝統を継承し、様々な世代が交流するにぎわいの交流ステーション
- 世界一の大太鼓をはじめとした地域のさまざまな宝を活かすため、これらの魅力を発信し、伝統の継承に取り組みます。
- 森吉山や伊勢堂岱遺跡など北秋田市の魅力を総合的に発信し、滞留型観光の推進を図ります。
- あらゆる世代が太鼓とふれあい、イベントに参加してみたい交流の場を提供します。
方針2:地元の食や産品の活用により、人が集い、地域産業が輝く交流ステーション
- 地域の豊かな自然が育んだ「北秋田市らしい」良質な地元産品を四季を通じて提供します。
- 地元の食と農産物を通して産地の育成と農家の所得向上に取り組みます。
- 多様な販売形態を備え、様々な消費者ニーズへの対応を図ります。
方針3:未来を担うすべての子どもたちが楽しく・安心して利用できる交流ステーション
- すべての子どもたちが楽しく安心して遊べる場を提供します。
- 子育て世帯の交流の場を提供します。
- 子育て世帯が便利で立ち寄りやすい環境を創ります。
方針4:ノーマライゼーションの社会を実現する「心のバリアフリー」ステーション
- 誰にとっても優しく、快適に過ごすことができる場を提供します。
- 障がいのある人にも就業や社会参加の場と機会づくりを推進します。
方針5:地域住民と道路利用者の安全・安心を確保する防災拠点ステーション
- 地域住民に対して、災害時における情報、物資、場所を提供し、安全・安心を守る防災機能を提供します。
- 道路利用者に対し、必要な道路情報と一時避難場所を提供します。
導入機能
「道の駅たかのす」整備の目的や基本コンセプト実現のために必要な機能として、国における道の駅の機能を中心に整理します。
- 休憩機能(食事・駐車場・トイレ)
- 情報発信機能(道路交通情報、観光情報)
- 地域連携機能(文化教養、観光レクリェーション施設、物産等販売施設、子育て支援施設等の地域振興施設、防災施設など)
- その他(イベントスペース、インバウンド対応、周辺環境との調和、電気・燃料電池自動車供給設備、市内循環バス・路線バス・観光バス等の立寄り場を目指すなど)