2021年05月20日
コンテンツ番号12903
自分の学びを地域のために
(2021年5月20日)
令和3年度の高鷹大学(佐藤善壽学長、受講生173人)の入学・開講式が北秋田市文化会館で行われました。
高鷹大学は、実・高年者の生活体験、学習や研究活動の成果を発表し合い、相互啓発と伝承活動をとおして世代間の相互理解と共同意識の高揚に努め、与えられる学習から地域に還元する学習活動へ移行して、自らの生きがいの創造に資することを趣旨として、55歳以上の市民受講生が年7回程度の全体学習講座や、月1、2回程度のクラブ活動を行っています。
この日は9人の新入受講生が入校となり、記念品贈呈では、総長(佐藤昭洋教育長)から新入生を代表し、松尾豊さんに記念品が贈呈されました。
入学・開講式の式辞では、佐藤教育長から「昨年度は新型コロナウイルス感染症により、全国に緊急事態宣言が発せられたことから、本大学の入学・開講式が中止となり、大変厳しいスタートとなりましたが、感染症対策を万全にしたことで、いくつかの講座やクラブ活動を実施することができました。現在は高齢者対象の新型コロナウイルスワクチン接種が始まり、安心安全な生活が1日でも早く戻ってくることで、今年度の講座やクラブ活動が新たな学びの場、あるいは学びをより深める場となり、日々の生活がいっそう潤いのあるものになりますようご祈念申し上げます」などと式辞が述べられました。
続いて、佐藤学長から「私たちの活動は心の支えになっているものであり、改めて皆さまにお願いしたい。また、コロナ禍で私たちの行動もいかにあるべきか問われていると考え、今後のあり方について皆さまとともに考え直し、できる範囲の中で創意工夫を結集して行動に移していかなければならないことが本校の使命と感じています。健康に留意しながら活動に邁進していきましょう」などとあいさつがありました。
また、新入生を代表して五代儀富美子さんから「高鷹大学の存在は知っていましたが、臆病な自分はなかなか踏み出せないでいました。これからのシニア時代をいかに過ごすか、特技のない自分でも社会活動に関わっていけるか考えたときに、たたけよさらば開かれん、という言葉を思い出し、思い切って申し込みました。コロナ禍で様々な行動が抑制されていますが、コロナに負けずに体力と気力を維持しつつ、社会とのつながりを持ちながら心豊かな老後を送りたく、講師のご指導の下で大学の一員として真摯に楽しく学びたいと願っています」などのあいさつがありました。
入学・開講式の閉式後は、秋田県立博物館副主幹の丸谷仁美氏による「秋田のくらし・行事」をテーマに記念講演が行われました。
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式辞を述べる佐藤教育長 -
あいさつを述べる佐藤学長 -
新入生代表あいさつを述べる五代儀富美子さん