2021年04月24日
コンテンツ番号12823
世界遺産登録に向けて公開始まる
(2021年4月24日)
「北海道・北東北の縄文遺跡群」の17カ所ある一つとして、今夏のユネスコ世界遺産登録を目指す国指定遺跡「伊勢堂岱遺跡」の一般公開が4月24日(土曜日)から始まりました。
「伊勢堂岱遺跡」は、北秋田市脇神字伊勢堂岱に位置する、縄文時代後期前葉(約4,000年前)の環状列石を主体とする遺跡で、これまでに4つの環状列石をはじめ、配石遺構、堀立柱建物跡、土坑墓、柱穴、溝状遺構などが検出されています。なかでも環状列石は、祭祀の場として祖先崇拝や神聖な儀式が行われていた場所で、この遺跡群特有なものです。しかも、4つもある場所は「伊勢堂岱遺跡」のほかに例がなく、縄文人の世界観を知るうえで大変貴重なものとされています。
「伊勢堂岱遺跡」の一般公開は、10月31日まで入場無料となります。