退任後も北秋田市で頑張りたい
(2021年3月31日)
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北秋田市地域おこし協力隊の北秋田市観光コーディネーターとして活動した高橋了介さんと同じく北秋田市観光コーディネーターとして活動した高橋彩子さんが3月31日(水曜日)、3年間の任期を終え、北秋田市役所で退任式が行われました。
高橋了介さんと高橋彩子さんはご夫婦で当初7人の家族で神奈川県横浜市から移住し、地域おこし隊として活躍。
高橋了介さんは、北秋田市観光コーディネーターとしてマタギ姿の衣装に季節を問わず、様々なイベントを盛り上げ、観光で訪れた方々へのおもてなしをされ、その様子は数々のメディアでもその活動が紹介され、北秋田市のマタギ文化のPRにもつながりました。
また、高橋彩子さんは、打当温泉マタギの湯で、どぶろく工房でどぶろく製造に力を発揮され、大変芳醇で安定したどぶろくの製造に従事されました。最近は、北秋田市在住のデザイナーとのコラボでTシャツ等の販売も開始。
退任にあたって、高橋了介さんからは「今後もマタギの関係で協力できることがありましたら、今後も協力していきたい」
高橋彩子さんからは、「家族は全員北秋田市が好きで、念願の阿仁合に住むというのが夢であった。今回それがかなったので、市民としてこの後も引き続き頑張りたい」などと退任にあたってのことばがありました。
津谷市長からは「ご夫妻に感謝状をお渡ししたが、本当に3年間頑張っていただいた。了介さんは、マタギの姿で北秋田市を訪れる観光の方々に接していただいた。その際の笑顔もとても印象的であった。また、彩子さんは、どぶろくの製造に頑張ってこられただけでなく、Tシャツの販売など活躍された。今後もたくさんのお客さんが来られて共に北秋田市を盛り上げていけるよう今後の活躍を期待したい」などと今までの活動をねぎらいました。
北秋田市地域おこし協力隊の移住定住コーディネーターとして活動した米倉信人さんが30日、3年間の任期を終え、北秋田市役所で退任式が行われました。
米倉さんは平成29年5月1日より活動を開始し、このたび最長3年間の任期を満了しました。米倉さんは主に、首都圏での移住イベントや移住体験ツアーの企画・運営に尽力し、北秋田市の移住定住支援事業をまとめた「北秋田市移住・定住支援サイト」の作成、SNSでの情報発信など積極的に活動を行いました。
平成30年3月には移住定住サポーターでつくる「北秋田移住定住ネットワーク スムスム」を立ち上げ、代表としてさまざまな活動に取り組みました。移住者と北秋田市移住定住サポーターのつながりは、移住定住促進への大きな後押しとなりました。米倉さん自身もUターン者であり、移住者と地域住民の2つの視点をもって、北秋田市の魅力を掘り起こしました。
移住定住活動以外の地域づくり活動としては、生まれ育った地元米内沢で休止していた盆踊り大会復活のため、事務局長として活動し平成29年8月に再開させました。また、休日には阿仁スキー場でパトロール隊員としても活動されました。さらに、平成30年11月から『雑談カフェ』の企画・運営にも携わり、世代間交流や地域活性化へ貢献しました。
退任式では津谷市長が米倉さんに感謝状と花束を渡し、「米倉さんには地域の行事に積極的に参加してもらい、北秋田市の魅力をSNSを通して発信してもらった。その結果が昨年度の北秋田市への移住定住希望登録者数51名、移住者数46世帯64名という成果として表れている。これからは3年間の移住定住コーディデーターの経験やつちかった人脈を生かして、北秋田市をさらに盛り上げてほしい。」と今までの活動をねぎらいました。
米倉さんは「温かい住民や職員の皆さんと一緒に自由に活動させていただいたおかげで3年間務めることができた。スムスムや雑談カフェのような活動は今後も続けていく予定で、スムスムに関してはNPO法人化をしながら、移住定住サポーターの方々と北秋田市の移住定住につながる活動を続けていきたい。」と話しました。
米倉さんは退任後も引き続き米内沢に居住し、NPO法人の他にも空き家を管理する会社の起業を計画しているそうです。