2021年03月29日
コンテンツ番号12555
木工を身近に感じゆっくりとした時間を過ごせる場所を作る
今回は、2016年に家具職人として起業され、2017年には鷹巣駅前にカフェ兼ギャラリーを開いたHOLTOを紹介します。
家具職人として様々な作品を手掛けるほか、鷹巣駅前で奥さまと一緒にカフェと木製製品のギャラリーを開いている布田信哉さんにお話しをお伺いしました。
Q.「HOLTO」という名前の由来はなんですか?
「『HOLTO』というのは、最初に始めた家具屋の名前で、「ホルトノキ」という木の名前が由来です。小さい頃山で遊んでいて、雨が降ったときに雨宿りに駆けこんでいた木が「ホルトノキ」に似ていて、自分にとってとても近しい、親しみのある木だったのでそこから名前をつけました」
Q.今までどのような家具や製品を作ってきましたか?
「主力の商品は家具とカッティングボードですが、お客さんからのオーダーがあれば、家具はもちろん何でも作ります。ほかの人が作れなかったものを、自分が作るのがとても楽しいです」
Q.お店を開こうと思ったきっかけは何ですか?
「昔と比べて駅前のにぎわいがないと思ったからです。自分が子どもの頃は駅前がにぎわっていたけど、今は気軽に立ち寄って休める空間がないと感じ、そういう空間を作ろうと思いました。大げさに言うと街おこしのような感じで始めました。最初は妻がカフェに勤めた経験があったので、カフェをやろうと思っていましたが、借りた店舗を見てからギャラリーもやろうと思い、一緒にやり始めました」
Q.お店の移転に合わせて工房も街中にできましたが、いつから工房を持ってこようと思っていましたか?
「工房を持ってこようと考え始めたのは、駅前でお店を始めてしばらくたってからです。一緒にいろんなことを企画して協力してくれる仲間が出来てきて、今新しいことを始めれば駅前が注目されると思って、やるなら今しかないと考えて工房を街中に持ってきました」
Q.9月からお店を移転して、新たに工房もできましたが、お客さんにどのように利用してほしいですか?
「移転する前はギャラリーだけで作り手が見えなかったので、工房ができたことでもっと親しみを持ってお客さんに来てもらえていると感じています。工房も気軽に来て、DIYや作品作りなどのために地域の人たちに使ってもらいたいです。木のことで悩んでいる人がいたら、気軽に駆けこんでほしいです」
Q.今後について
「お店の在り方としては移転する前と変わらず、ふらっと人が立ち寄って、ゆっくりした時間を作れる場所になればと思っています。あとは、町を盛り上げようと一緒に頑張っている仲間たちと、今後もおもしろいことを企画してやっていければと思います」
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