2021年02月11日
コンテンツ番号12492
縄文遺跡をイメージした重厚感ある車両がお披露目
(2021年2月11日)
新観光車両「秋田縄文号」のお披露目会が、2月11日(木曜日)に秋田内陸線阿仁合駅で行われました。
開会にあたり、吉田裕幸社長は「今回の車両製作にあたり、デザインについては、地元の二人のデザイナーの献身的なご協力をいただいてまとめることできた。皆さまのご助言、ご意見を集めて、とても素晴らしい列車が完成した。秋田縄文号のテーマは地域の歴史的文化的価値の発信であり、沿線にある6つの縄文遺跡の魅力、価値を一つの車両にまとあげた。コロナ禍で落ち込んだ県の観光需要の回復、そのけん引役としてのコンテンツとして、また、北海道北東北の世界遺産認定への地域の機運、マインドの醸成のリード役として地域の元気づくりに貢献したい。鉄道ファン、縄文ファンに限らず広く長く愛される列車にしていきたい。1年前、秋田の里山をテーマにした笑EMI、お座敷車両マタギ号と合わせて3つの観光車両がそろった。鉄の3兄弟と称し、今後も愛されるよう努めていきたい」などとあいさつしました。
そのあと、新車両を前に駅ホームで関係者によるテープカットが行われ、続いて、新車両内で行われたセレモニーでは、来賓として津谷市長が「秋田縄文号のコンセプトの一つ伊勢堂岱遺跡は、当市としても、縄文遺跡群として暫定リストから正式登録になるよう頑張っているところである。この縄文号の運行はおおきな弾みとなる。今、樹氷鑑賞期間でもあり、ぜひ乗車していただれば幸いである。また、コロナを克服した暁には、『縄文号』をはじめ『笑EMI」『マタギ号』の3つの新車両、3鉄兄弟も含め、内陸線に乗ってもらい、みなさんの力で内陸線がいつまでも存続できるよう頑張ってまいりたい。」などとあいさつしました。
式典が行われた後、試乗会が行われ、車内のイラストをデザインされた鈴木一枝さんに感謝状が贈呈されたほか、社員による車両デザインの説明、北秋田市学芸員である榎本剛治さんの講話を聞きながら、阿仁合から比立内間の雪の内陸線を楽しみました。
新観光車両が走り出すと、沿線では試走の様子を撮影しようとカメラを構える光景が見られました。
新観光車両「秋田縄文号」は2月13日(土曜日)から、毎月第2土曜日に「笑EMI」列車に連結して運行されます。