2020年12月25日
コンテンツ番号12300
令和2年度第2回市長と語ろう!タウンミーティング開催や清鷹小学校の校章、校歌などについて説明
(2020年12月25日)
(清鷹小学校の校章を紹介する津谷市長)
1.今年1年を振り返って
今回の記者会見が今年最後となりますので、1年を振り返っての感想と新年の抱負を若干お話させていただきます。
まずもって今年は、新型コロナウイルスの世界的な蔓延により、地域社会・経済に甚大な影響を及ぼし、日常生活も一変する激動の一年となりました。
今年1月に国内で初めて感染が確認されてから一年が経過しようとしていますが、正直その時は、コロナ禍によってここまで大変な世の中になるとは、誰も予想さえしていなかったと思います。
感染症の怖さを思い知らされましたし、基本的な感染予防の徹底がいかに大事であるかを痛感いたしております。
新型コロナウイルスの影響が深刻になる以前の2月1日、北秋田市のふるさと大使第1号であります押尾川親方の引退相撲・断髪式が、市民栄誉章の授与式も併せて、両国国技館で盛大に行われました。北秋田市からも多くの応援団が駆け付け、元関脇豪風関の最後の雄姿に声援を送らせていただいております。
全国に感染の広がりを見せ始めた3月下旬、自国開催として誰もが楽しみにしていた東京オリンピック・パラリンピックの1年延期が決定され、大きなスポーツ大会やイベントが軒並み中止や延期となりました。市内でも地域の祭典や、伝統行事、各種集会等も同様の扱いとなり、「密」を回避するため致し方なかったとは言え、物足りなさや寂しさを感じている人も少なからずいらっしゃったと思います。
3月と4月には、国から小中学校等の一斉休校が要請され、難しい学校運営を強いられましたが、子ども達は見事に環境に適応し、元気に学校生活を送ることができております。
4月、全国を対象に発令された緊急事態宣言により、県境をまたいだ移動や不要不急の外出の自粛が要請され、大きな打撃を受けた地域社会・経済を下支えするため、北秋田市では、感染防止対策の徹底と併せ、緊急経済対策を切れ目なく打ち出し取組を推進してまいりました。
2度のスーパープレミアム付応援チケット事業では、ご利用する側と地元商店側の双方から喜んでいただいておりますし、観光文化施設無料招待事業では、多くの皆様に身近な観光資源の価値を再認識していただく機会となり、事業終了後もリピーターとして訪れるお客様が増えております。
教育行政分野では、鷹巣中学校が新たな歴史と伝統の創造に向け動き出しました。
来春からは、鷹巣中央小学校と鷹巣南小学校が統合し、学校名を清鷹小学校として新たな一歩を踏み出します。このほど校章と校歌も決まりましたので、本日三つ目のテーマでご紹介させていただきます。
そして、今月13日には、伊勢堂岱遺跡に直結するルートとなる日沿道の蟹沢ICから大館能代空港IC間が開通され、当市の強みである高速交通網が更に充実されておりますので、世界文化遺産の登録実現が秒読み段階に入っております伊勢堂岱遺跡を大々的にPRするとともに、受入れ環境の整備に万全を期してまいりたいと思っております。
さて、令和3年は第2次北秋田市総合計画における後期基本計画及び第2期総合戦略が新たにスタートする節目の年となります。
「新しい生活様式」の確立と地域経済の再始動という難しい舵取りが求められますが、コロナがもたらした新しい時代の流れを力として、多様な人材の活躍を推進しながら、将来にわたって活力ある地域社会の実現を目指し取り組んでまいりたいと考えております。
2.令和2年度 第2回「市長と語ろう!タウンミーティング」の開催について
令和2年度2回目となります「市長と語ろう!タウンミーティング」について、1月31日(日曜日)に、北秋田市交流センターを会場に開催いたします。
今回は「地域づくり・活性化に取り組むグループと語る北秋田市について」と題して、北秋田市に長年暮らして地域の実情をよく知る団体の方々とトークセッションを行う予定としております。
少子高齢化により人口減少が進む地域の中で、行政に依存しない地域づくり・地域活性化に、意欲的に取り組むグループの代表者の方々とのトークセッションは、これからの地域づくりのヒントなどを伺えるのではないかと期待をしております。
また、市民の皆様にも、トークセッションを聞いていただき、共に語り合う機会にしたいと考えております。
コロナ禍でありますので、新しい生活様式に対応し、感染予防対策を徹底した上で開催いたします。
事前申込は不要となっておりますので、ぜひ多くの市民の皆様にお越しいただきたいと思っております。
3.来春開校を迎える清鷹小学校の校章と校歌について
来春開校を迎える清鷹小学校について、作成を進めておりました校章と校歌が、このほど完成いたしましたのでお知らせいたします。
まずは校章についてであります。
校章のデザインは、大館市立比内中学校校長木村伸先生に作成していただきました。
木村先生は、中学校の美術教師としてだけではなく、北教育事務所指導主事という立場で図画工作や美術について、教員の指導にも尽力されました。昨年度から、秋田県造形教育研究会 会長も務められております。
これまでに、大館市内のこども園の園章や学校の校章を手がけられており、デザインに造詣が深い方であります。
デザインは、鷹巣中央小学校と鷹巣南小学校、両校の教職員が考えた「清い流れの小猿部川」と「未来に羽ばたく力強い鷹」そして「校名である清鷹小のSE」をコンセプトに考案していただきました。いくつかの候補を作っていただき、最後は両校の子どもたちから意見をもらって決定されました。
子どもたちには、鷹の勢いが格好いい、と好評であります。
次に校歌についてであります。
歌詞につきましてはお手元にお配りしております資料をご覧ください。
作詞は大館市在住の三浦栄一先生、作曲は秋田市在住の川口洋一郎先生によるものです。
作詞の三浦先生は、デュオグループ「ダックスムーン」のメンバーで、合川小学校初代校長として勤務され、同校の校歌も作詞いただいております。また、今年の4月からは、秋田大学北秋田分校長にも就任いただいており、当市のことを大変よく知っていただいている方であります。
作詞にあたっては、鷹巣中央小学校と鷹巣南小学校の子どもたちから校歌に入れてほしい言葉を募集し、その中から数多くの言葉を歌詞の中に織り込んでいただきました。
作曲の川口先生は、昭和48年から12年間鷹巣高校に音楽教員として勤務され、その間旧鷹巣町で初のオーケストラや鷹巣混声合唱団の創設にご尽力されました。
作曲にあたっては、川口先生自ら両校に足を運び、それぞれの地域や学校での子どもたちの様子から得たイメージを、曲作りに反映されたそうです。
完成した校歌は、親しみやすい詞とメロディになっておりますので、来春、この新しい校歌を明るく元気に歌う子どもたちの姿を見ることを、今から大変楽しみにしております。
※記者会見会場では、サプライズで教育委員会有志による合唱団の清鷹小学校の校歌の合唱が行われました。