2020年12月13日
コンテンツ番号12195
アクセス向上による物流能力の向上、観光振興などを期待
(2020年12月13日)
日本海沿岸東北自動車道の蟹沢ICから大館能代空港ICまでが12月13日(日曜日)に開通し、開通式のほかセレモニーが行われ、関係者らが開通を祝いました。
今回開通した蟹沢ICから大館能代空港IC区間は、県道大館能代空港西線鷹巣西道路と国道7号線への接続区間となり、新たに伊勢堂岱ICと蟹沢ICの2つが開設されました。これにより、北秋田市では鷹巣ICと大館能代空港ICと合わせ4つのインターチェンジが誕生しました。伊勢堂岱ICは伊勢堂岱遺跡に直結したインターチェンジになるほか、蟹沢ICは国道7号線までの既存道路との活用区間となります。
鷹巣小学校で行われた開通式には、赤羽一嘉国土交通大臣も参加され「日本海沿岸地域の広域連携や物流を支える重要な拠点として多方面からのアクセス向上が期待される。大館能代空港も羽田空港からの増便も決定しており、日本海沿岸地域のさらなる発展を目指し未開通区間の解消に向けて、確実に進めていきたい」などと挨拶がありました。
佐竹敬久秋田県知事からは「鷹巣西道路は住民の利便性の向上や救急体制の充実、産業物流などの観点から重要物流道路として指定され、災害時の救助救援活動や物資の輸送などにも大きな役割を果たすものと考えている。県内でも特色ある産業の集積地域であり魅力的な観光資源もあり観光振興に大きく寄与するものと期待している」などと挨拶がありました。
津谷市長は「開通に伴い能代市へのアクセスが大きく改善され、広域を軸とした物流能力の向上、経済の活性化が見込まれ、観光周遊エリアの拡大などで交流人口の増加に結びつくものと期待している。高速道路の延伸で高度医療への救急搬送など命の道としての大きな役割を果たすものと考えている。今後も他の地域と更なる連携を深めて日沿道の全線早期開通に向けた取り組みを進めていきたい」などと挨拶しました。
また、来賓として出席した金田勝年衆議院予算委員長、御法川信英衆議院議員、緑川たかし衆議院議員がそれぞれ祝辞を述べました。
このあと大館能代空港IC付近に移動し、テープカット、くす玉開披、通り初めのパレードを行いました。