2020年12月04日
コンテンツ番号12180
生産性の向上や環境改善のために
(2020年12月4日)
新東北メタル(来栖直敏社長)の増設、拡張した本社工場の竣工式が、12月4日(金曜日)に行われました。
同社は1953年に共栄鉄工として創業し、2009年に日立建機が経営権を継承、2014年に完全子会社となり、日立建機の大型建設機械の足回り部品や建築物の接合金物などを製造しています。
今回の生産工場増築工事は、世界的に鉱山機械の稼働時間が増え、販売が増えていることから、生産量の向上とコスト競争力の強化、合理化のための設備導入のほか、CO2の削減、現場で働く従業員の労働環境の改善といった環境改善を図るために進めているものです。
今回完成したのは全体計画のうち、西側1棟と東側2棟の生産工場の建物部分で、今後、さまざまな機械設備の導入が進められることなっており、全体計画の完了は来年9月で、投資額は13億円の予定です。この増築によって、現在の鋳造品の出荷量を月250トンから2022年には350トンに拡大する計画で、従業員も15人増員する予定となっています。
竣工式には、津谷市長をはじめ県や市、従業員や工事関係者が出席し、神事に続いて、日立建機の田淵道文代表執行役副社長が「世界の鉱山で稼働する超大型機の事業は会社の大きな柱として重要になる。今後とも支援や協力をお願い申し上げる」などと述べました。続いて、来栖社長は「作業環境の改善に力を入れて、増築工事を行った。この工事が北秋田市、秋田県の活性化につながっていくことを祈念する」とあいさつをしました。