2020年10月24日
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長年にわたり芸術文化活動に貢献された3名が受賞
(2020年10月24日)
令和2年度北秋田市芸術文化功労賞の授与式が24日(土曜日)に市民ふれあいプラザコムコムで行われ、長年にわたり市の芸術文化の発展に貢献された3人の方に表彰状と記念のトロフィーが贈られました。
授与式は例年であれば、北秋田市文化祭の演示部門の会場で行われていましたが、本年度は新型コロナウイルス感染症の影響により演示部門・展示部門ともに中止となったため、単独で行われました。
授与式では北秋田市芸術文化協会の石郷岡修一会長が「多数の応募の中から、選考会議で3人を決めさせていただいた。長い間、地域住民のために貢献されてきた。これからも地域住民や文化向上のために頑張っていただきたい」などとあいさつをし、一人一人に賞状とたてを手渡しました。
受賞者を代表して比立内比靖会の松橋盛七さんは「このような賞をいただいて、喜びと感激でいっぱい。これからも郷土の大切な文化を守り、後世に伝えていきたい」などとあいさつしました。
来賓の津谷市長は「皆さんの芸術文化それぞれの活動は、地域の人たちに潤いと喜び、明るさや勇気を与えてくれている。今後もこれまでの経験や積み重ねてきた技などを多くの方々に披露していただきながら、市を盛り上げてほしい」などと述べました。
令和2年度 北秋田市芸術文化功労賞受賞者
佐藤チヤさん
日本舞踊千川流師範。日本舞踊千川流鷹巣千川会代表を務め旧鷹巣町時代から地域住民に対し舞踊の指導を行い、東京浅草公会堂での発表会へも出演しています。また、福祉施設への慰問を始め、市内公民館祭りや大館市、さらに県外でもチャリティー発表会を開催するなど積極的に日本舞踊の向上、発展に尽くされました。
現在は、北秋田市芸術文化協会鷹巣支部常任理事を市発足時から歴任されています。
松橋盛七さん
古来より演示されてきた比立内獅子踊りですが、後継者の不足で演示が休止に追い込まれた時、青年団メンバーと共に立ち上がり、中心となって存続のための活動を進め現在に至っています。自身は笛一筋に50年の長きにわたって比立内獅子踊りの発展に貢献されてきました。
昭和50年代に入ってからは、小中学校の子供たちに笛の指導をするなど、阿仁中学校ではふるさと学習で笛の音色の披露をしています。今年度、県民俗芸協会より民俗芸能の伝承に功績があったとして表彰を受けています。
佐々木里美さん
平成元年合川公民館講座から自主団体「合川太鼓保存会」を立ち上げました。現在は同保存会の副会長を務めながら、曲つくりと会員の技術指導を行い、今年で31年目になります。
毎年、秋田県太鼓フェスティバル等に出演されています。例年8月14日に行われる「合川まと火」での披露は、お盆にこの地域での欠かせない存在となっています。
平成29年からは3年連続で東京都国立市から招待を受け、「まと火幻想曲」を披露しており、国立市との交流に大きく貢献しています。