2020年10月09日
コンテンツ番号11906
安心なまちづくりのため地域の防犯意識を高める
(2020年10月9日)
令和2年全国地域安全運動出動式が、10月9日(金曜日)に北秋田警察署前で行われ、参加者は地域の安全を守る防犯活動への士気を高めました。
この運動は、地域安全に資する関係機関・団体及び警察が、地域安全活動をさらに強化するとともに、相互間の連携を図り、安心して暮らせる地域社会の実現を目的として行われており、この日の出動式には、北秋田市と上小阿仁村から防犯協会、北秋田地区防犯指導隊連合会、上小阿仁村防犯指導隊、北秋田地区金融機関防犯協会、鷹巣地区及び森吉地区の少年保護育成委員会などの関係機関から65人が参加しました。一日警察署長には9月に新築移転し、合川支店と統合して営業を開始した北都銀行鷹巣支店の営業担当、齊藤若菜さんが委嘱されました。
式典では、はじめに秋田県防犯功労者表彰の伝達が行われ、北秋田市防犯協会合川地区理事の関正義さんと森吉地区会員の土佐英子さんに北秋田警察署の小松辰弥署長から表彰状が伝達されました。管内では鷹巣地区前山支部副班長の櫻庭進さんと鷹巣地区綴子支部監事の新林行雄さんも受賞されています。
このあと、来賓の津谷市長が「特殊詐欺事件をはじめ様々な犯罪が巧妙化してきている。市では防災ラジオや通話録音装置の貸し出し、防犯カメラを設置するなど地域の安心安全のために努めているが、地域住民一人一人の防犯に対する心構えが重要である」などとあいさつを述べました。続いて、小松署長が「県内の特殊詐欺事件の件数や被害額は昨年より大幅に減少しているが、管内では電子マネーを購入させる特殊詐欺が発生しており、予断を許さない状況が続いている。犯罪撲滅に向けた活動の手を緩めることは許されない。一致団結し、力強い活動を推進していきたい」などと述べました。齊藤一日署長は「全国地域安全運動の力強い推進により、安心して暮らせる社会となることを祈念します」などとあいさつをしました。
最後に、参加者はそれぞれパトロール車両に乗り込み、齊藤一日署長が見送るなか警察署を出発し、各地区に分かれパトロールを実施したほか、北都銀行鷹巣支店で特殊詐欺被害防止などを呼びかける防犯キャンペーンを実施しました。この運動は10月11日(日曜日)から20日(火曜日)までの10日間、全国一斉に実施されます。