2020年10月01日
コンテンツ番号11814
生産者とともに、北秋田市の比内地鶏を全国の消費者へ
(2020年10月1日)
10月1日(木曜日)、北秋田市合川地区川井にある秋田比内地鶏加工センターで開所式が行われました。
この比内地鶏加工センターは、もともと地元JAにより比内地鶏の加工を行うために設置されましたが、今回、経営基盤の強化やさらなる比内地鶏の消費拡大を狙いに、事業の移管を行うもので、開所式には、JA秋田たかのす、JA秋田中央会、秋田県、北秋田市、地元生産者など関係者が集い開所式を行いました。
開所式では、初めに主催者を代表して、JA全農北日本くみあい飼料株式会社羽田仁一社長より「農業協同組合の一員として、引き受けることになった。地域の人と一緒に、比内地鶏の普及にのため、頑張っていきたい」などとあいさつがありました。
次に来賓として、津谷市長から「コロナ禍による外食需要の落ち込みとともに比内地鶏の消費量も減少し、厳しい局面にある。当市としても、生産農家の皆様の経営継続と産地維持のため、素雛購入費や鳥インフルエンザ予防対策費の補助などの経済的な負担軽減とともに、生産羽数の維持・拡大に向けた支援を継続していきたい。事業を引き継がれる JA全農北日本くみあい飼料株式会社様には、今後も、生産農家の皆様との強い連携により、地元産の美味しい高品質な比内地鶏を多くの消費者の元に届けられますよう秋田比内地鶏加工センターのさらなるご発展をご祈念したい」などとあいさつ。
続いて、秋田県北秋田地域振興局 鶴田嘉裕 局長、JA秋田中央会 会長 斉藤会長。秋田たかのす農業協同組合小笠原隆志代表理事組合長からも祝辞がありました。
その後、開所を記念してテープカットが行われました。
開所式後、取材に応じた羽田社長からは、「コロナ禍であっても伸びている部分はあるので、そういったところを開拓しながら、生産者のためにも、美味しい比内地鶏を全国に届けられるよう消費拡大に全力を尽くしたい」などの意気込みを語っていました。
秋田比内地鶏加工センター 概要
名称: JA全農北日本くみあい飼料株式会社 食鳥事業部たかのす事業所 秋田比内地鶏加工センター
場所:秋田県北秋田市川井字漣岱72
従業員数:約50名
主な施設:
食鳥処理棟(比内地鶏生鳥を解体し、精肉や串物を製造します)
デリカ加工棟(スープ類や、きりたんぽ鍋セット等を製造します)
保管棟(製品や資材を保管するほか、きりたんぽ製造を行います)
主な業務:
比内地鶏生鳥の買い取り、解体、精肉加工、比内地鶏関連製品の販売
主な製品:比内地鶏各種精肉、串物、地鶏スープ、炊き込みご飯の素、きりたんぽ単品、きりたんぽ鍋セット、スモークほか加工品
JA全農北日本くみあい飼料株式会社 概要
本社所在地: 宮城県仙台市宮城野区宮城野1-12-1
株主:全国農業協同組合連合会
操業開始:昭和43年2月1日
従業員数:約330名
主な拠点:東北6県に本社、支店(2)、営業所(7)、飼料工場(2)
直営農場(肉牛肥育1、養豚3、採卵養鶏1)、比内地鶏加工
主な業務:配合飼料の製造・販売、畜産物の生産・販売・加工