2020年09月06日
コンテンツ番号11712
災害に備え実践的な訓練が行われました
(2020年9月6日)
令和2年度秋田県消防協会大館北秋田支部総合防災訓練が、9月6日(日曜日)に阿仁地区一円で実施され、地域住民や消防団員、関係団体など約400人が参加し、災害医療救護訓練や自主防災組織災害対応訓練などが行われました。
同訓練は、北秋田市地域防災計画に基づき、大規模地震による災害の発生を想定し、各防災関係機関相互の緊密な連携、協力体制を図ること、また災害対応力向上に向け地域住民が災害発生時の応急対応について実践的に訓練し、市民への防災意識の高揚と防災知識の普及・啓発を図ることを目的としています。
この日の訓練は、秋田県内陸北部を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生し、震度6強の揺れを観測。この揺れにより家屋の倒壊や土砂災害など多くの被害が発生した状況から、市は災害対策本部を設置するとともに各防災関係機関との協力を得て迅速、かつ適切な初動体制にあたり、また自主防災組織は災害応急対策活動を開始したことを想定して行われました。
第1会場の阿仁診療所では、災害医療救護訓練が行なわれ、地震発生により多数傷病者が診療所に駆け付け、トリアージを実施し、救急隊と協議し活動方針を決定後、処置、搬送を行いました。
第2会場の阿仁中学校グラウンドでは、土砂災害対応訓練として、家屋倒壊の被害が発生したことを想定し、土木建設協力業者上杉組と消防団による二次災害防止対応訓練が行われました。また、自主防災組織災害対応訓練として、地域住民が消火器の使用方法や、身の回りにある毛布で簡易的な担架を作る方法などを消防署員から学びました。
第3会場の阿仁ふるさと文化センターでは、土砂災害避難行動訓練・避難所開設運営訓練が行われ、災害発生により避難してきた地区住民たちが新型コロナウイルス感染症対策を考慮しながら、段ボールで居住スペースの仕切りやベッドなどを作りました。
第4会場の阿仁総合窓口センターでは、防災フェアが行われ、防災関係機関による災害時に役立つ防災グッズと機器材の展示や地震体験、はしご車搭乗体験などの消防体験が行われました。