2020年07月03日
コンテンツ番号11376
風土記館建設の由来
みちのく子供風土記館は、お年寄りが子供たちに昔の遊びや生活を伝える場として、また明るく親しみやすく開放的な交流の場として、小説「馬淵川」で昭和34年に直木賞を受賞された作家、渡邊喜惠子さんの寄附を基金に旧鷹巣町が建設したものです。
建物は、先生の代表作のひとつで旧鷹巣町を舞台とした「みちのく子供風土記」の時代背景である大正末期の民家をイメージして造られております。建設された場所も、作品に登場する「要(かなめ)の原っぱ」があった場所が選ばれました。
また、玄関口には、陶芸家・神成澪さん(故人。俳優・大坂志郎は兄)のステンドグラスや陶壁が使われています。神成澪さんは、渡邊喜惠子さんと親交のあった小森出身の故・神成志保さん (注) の娘さんで、志保さんの遺志と澪さんの寄付を基金とした「野草園」が隣接する北秋田市交流センターの敷地内に建設されています。 (注)文壇の利用者が多かった酒亭・新宿「秋田」主人として知られる。
子ども館の隣接地には、渡邊喜惠子さんの文学碑が設置され、碑文には小説「みちのく子供風土記」の冒頭部分が記されています。
風土記館の概要
所在地/北秋田市材木町2番3号