2020年04月30日
コンテンツ番号10977
退任後も北秋田市で活動継続
(2020年4月30日)
北秋田市地域おこし協力隊の移住定住コーディネーターとして活動した米倉信人さんが30日、3年間の任期を終え、北秋田市役所で退任式が行われました。
米倉さんは平成29年5月1日より活動を開始し、このたび最長3年間の任期を満了しました。米倉さんは主に、首都圏での移住イベントや移住体験ツアーの企画・運営に尽力し、北秋田市の移住定住支援事業をまとめた「北秋田市移住・定住支援サイト」の作成、SNSでの情報発信など積極的に活動を行いました。
平成30年3月には移住定住サポーターでつくる「北秋田移住定住ネットワーク スムスム」を立ち上げ、代表としてさまざまな活動に取り組みました。移住者と北秋田市移住定住サポーターのつながりは、移住定住促進への大きな後押しとなりました。米倉さん自身もUターン者であり、移住者と地域住民の2つの視点をもって、北秋田市の魅力を掘り起こしました。
移住定住活動以外の地域づくり活動としては、生まれ育った地元米内沢で休止していた盆踊り大会復活のため、事務局長として活動し平成29年8月に再開させました。また、休日には阿仁スキー場でパトロール隊員としても活動されました。さらに、平成30年11月から「雑談カフェ」の企画・運営にも携わり、世代間交流や地域活性化へ貢献しました。
退任式では津谷市長が米倉さんに感謝状と花束を手渡し、「米倉さんには地域の行事に積極的に参加してもらい、北秋田市の魅力をSNSを通して発信してもらった。その結果が昨年度の北秋田市への移住定住希望登録者数51名、移住者数46世帯64名という成果として表れている。これからは3年間の移住定住コーディデーターの経験や培った人脈を生かして、北秋田市をさらに盛り上げてほしい。」と今までの活動をねぎらいました。
米倉さんは「温かい住民や職員の皆さんと一緒に自由に活動させていただいたおかげで3年間務めることができた。『スムスム』や『雑談カフェ』のような活動は今後も続けていく予定で、スムスムに関してはNPO法人化をしながら、移住定住サポーターの方々と北秋田市の移住定住につながる活動を続けていきたい。」と話しました。
米倉さんは退任後も引き続き米内沢に居住し、NPO法人の他にも空き家を管理する会社の起業を計画しているそうです。