2010年08月13日
コンテンツ番号10976
市内各地区でお盆行事
(2010.8.13)
お盆の8月13日(金)、市内各地区でお盆行事が行われ、このうち合川地区では李岱集落と川井集落で市指定無形民俗文化財の駒踊りと奴踊りが披露されました。
李岱地区の郷土芸能「李岱駒踊り」は、起源が今から約300年以上前に遡ると言われ、戦国時代の騎馬武者の戦いを表現し、秋田藩主佐竹義宣公の秋田転封の時に踊られたのが始まりとされており、能代の道地(能代市道地地区)の古老より踊りを習得したものと言われています。
当初は男性のみの「若勢団」による奉納踊りとして続けられていたが、戦後一時休み、その後青年会に受け継がれ、現在は親子会の参加を得ながら李岱駒踊り会(岩川英明会長)が保存伝承を行っております。
午後6時から合川中学校通り前では、子どもから大人まで30人ほどが奴踊りと駒踊りを披露。普通は小学校4年生から踊る駒には、今年はちび駒2騎も参加し、集まった住民や帰省客などから大きな拍手を浴びていました。 踊りは集落内6カ所で披露されました。
合川李岱地区の駒踊り、奴踊り
また、川井地区の郷土芸能「川井駒踊・奴踊」も、秋田藩主佐竹義宣公の秋田転封の際に、失意の旅情を慰め士気を鼓舞するため、随従者で行われた武士の道中芸が能代市道地村藤原家の祖先より米代川舟運での停泊時に伝授され、藩主の巡業をはじめ各地の豊作祈願など伝統芸能として伝わったものとされており、お盆と祭りに披露されています。
川井郷土芸能保存会(浪岡幸紀会長=若親会会長)では、午後6時30分頃から約30人ほどが集落3カ所で、奴踊り16演目と駒踊り12演目の中から8種類ほどを披露し、こちらも大勢の集まった観客から大きな拍手を浴びていました。