2005年12月23日
コンテンツ番号10949
阿仁マタギ特区
国の第7次構造改革特別区域「阿仁マタギ特区」の認定を受け、どぶろく(濁酒)の生産販売に取り組んでいたマタギの里観光開発株式会社が、12月2日から打当温泉でどぶろくの仕込み作業を始め、16日から一般客に提供を開始しました。
どぶろくの製造は、本来酒税法の許可が必要ですが、旧阿仁町が自然と共生し、古い伝説と独特の信仰を狩猟とともに継承してきたマタギ文化を引き継ぎ、地域グリーンツーリズムの実践による滞在型観光の振興を狙いに、農家民宿などで自ら生産した米を原料として「どぶろく(濁酒)」を製造、提供できるように「酒税法」と「農地法」の特例措置を求めていたもので、昨年3月28日、国の認定を受けて特区に限って可能になったものです。
どぶろくは雑酒であることから、税務署に雑酒製造免許などを申請、11月には製造許可を取得しています。
森吉山系の清冽な湧水と、秋田こまちで仕込んだ手作りの濁酒は「マタギの夢」と名付けられ、アルコール度は13 %未満で、米の旨みを生かしたまろやかな味わいで、もろみも邪魔にならず、のど越しもよく仕上がったとのこと。
どぶろくの提供は、要予約でマタギの湯「打当温泉」内だけで飲むことができます。「マタギの夢」誕生記念セットとして、どぶろく1合となます、でんぶ、煮しめの「マタギ三品(さんしゅ)」にオコゼの代わりにいりこの煮干を付けて1200円で提供されています。
この計画実施により、特有のマタギ文化を中心とした、山間地域の生活文化への関わりが再認識されるとともに、地域経済の活性化、この地域ならではの魅力再発見、ひいては市民の皆様の元気増進など、様々な効果が期待されます。
是非、市民の皆様も一度ならず何度でもご賞味ください。
ご予約・お問合せは
マタギの里打当温泉 TEL:0186-84-2612