2008年09月29日
コンテンツ番号10814
伊藤四郎大会会長、100キロの部前夜祭で
(2008.9.29)
大会前日の29日には、100キロの部及び50キロの部の開会式と前夜祭がそれぞれ仙北市・角館交流センターと、北秋田市ふるさと文化センターで開かれ、参加者、関係者が大会復活を喜びあうとともに、スタートに向けてムードを盛り上げました。
このうち角館交流センターでの100キロの部開会式には選手や選手の家族、関係者ら約600人が参加。はじめに伊藤四郎大会会長が、「諸般の事情で2年間休止されていたが、3年ぶりに再開したことを皆さんとともに喜びあいたい。この大会は秋田内陸線の全線開業を記念して始まった大会。その内陸線もこのほど存続することが決まった。ぜひ皆さんにも利用してほしい。皆さんが精一杯走れるように私も精一杯応援する。大会が成功裏に終えられることを願っている」などとあいさつ。
また、大会顧問の仙北市の石黒直次市長が、「マラソンを通じて地元と交流を深めるとともに、秋の紅葉、春の桜、夏の新緑などマラソン以外でもこの地域を楽しんでほしい」と、岸部市長は、「2年のブランクは充電期間。明日からまた新しい第一歩のスタートとなる。沿線の風景を楽しみ、地元の人たちとふれあいながら北秋田市に駆け込んできて」などと、歓迎の言葉を述べました。
来賓代表の西村副知事のあいさつの後、ゼッケン番号1001番と1002番で登録された神奈川県の小野悦夫さん(73)、小野美津子さん(71)夫妻がステージ上で選手宣誓。2人は、「地元の皆さんの人情と触れ合い、楽しみながらゴールに向かって走りぬくことを誓います」と声高らかに宣誓、会場から大きな拍手を受けました。
宣誓した小野美津子さんは今大会女子の最高齢者。続いて行われた最高齢参加者賞「最高チャレンジ賞」の表彰式では、男性最高齢者の今坂柳二さん(78、埼玉)とともに表彰を受けました。小野さんは、「ウルトラマラソンには60歳から挑戦し始めた。秋田100キロは7回完走できたが、2年間休止だったので、今回は初心に戻り、完走めざして走りたい」と話していました。
また、10回以上完走したランナーは全大会で29人増え総計で113人となり、29人のうち今大会参加者には栄誉を称える「クリスタルランナー賞」が贈られました。クリスタルランナーのゼッケン番号は一般参加者が1千番台から始まるのに対し、1番台から始まります。今大会に出場するのは113人のうちなんと81人。リピーターが多いのもこの大会の特徴です。
開会式終了後、前夜祭が始まり、ステージでは歓迎アトラクションとして角館高校の生徒による飾山囃子が披露されました。参加者は、ホールの内外で飲み物や軽食をつまみながら参加者同士が情報を交換したり、交流を深めあったりしてスタート前日の雰囲気を楽しんでいました。