2008年06月15日
コンテンツ番号10781

佐々木毅・国土緑化推進機構理事長(元東京大学総長、美郷町出身)
来る7月に北海道洞爺湖サミットを控え、気候変動問題に世界的な関心が高まっている中、第59回全国植樹祭は、白神のブナと天然秋田スギの鼓動あふれる秋田県北秋田市において開催され、「手をつなごう 森と水とわたしたち」が、大会テーマとして掲げられた。
私たちは、地球環境の保全等森林が有する多面的機能や、自然との共生の意義について理解を深め、豊かな水と森に包まれた国土を守り未来へ引き継ぐことを目指して、次の事項を重点に、緑化運動のさらなる発展を図ることを宣言する。
- 「水と森」を育む生態系に配慮した多様で健全な森林づくりの実現を目指し、国民参加の森林づくりを一層推進する。
- 森林・木材の積極的な利用等により林業・木材産業の再生を促進し、木を活かす循環型社会の形成の促進と山村の活性化を図る。
- 自然に親しみ緑を育む活動や森林環境教育の推進を通じ、次代を担う健全で心豊かな青少年を育成する。
平成20年6月15日
第59回全国植樹祭