2008年06月15日
コンテンツ番号10779

寺田秋田県知事
北秋田市の北欧の杜で天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、第59回全国植樹祭を開催できることは秋田県民にとり、誠に光栄でありこのうえない喜びであります。
全国各地からご参加いただきました皆さまようこそ秋田においでくださいました。心より歓迎いたします。 本県は豊かな森やこれらを源とする川や湖そして輝く日本海など美しく雄大な自然を有しています。
この豊かな水と緑に包まれたふるさと秋田を50年後100年後の未来に引き継いでいくため平成15年に秋田県水と緑の条例を制定し、多様な森づくりをはじめ生態系や景観の保全活動など息の長い県民運動を展開しています。
来月には、環境問題が主要テーマとなる北海道洞爺湖サミットが開催されます。このたびの植樹祭は地球温暖化防止に向けた取組みが世界的に注目されている中での開催であり誠に深いものと考えております。 日本は自然環境に恵まれ、緑豊かな国であります。
しかし、自然が一度受けたダメージを回復させることは容易なことではありません。かけがえのない地球環境の保全を目指し私たちは自然との共生、森づくりの大切さについて理解を深め、水と緑に抱かれた大地を未来に継承していく必要があります。
このことを秋田から全国にそして世界に向けて力強く発信していきたいと思います。 私たちの命を育む水は、豊かな森の恵みであり森づくりは1本の木を植えることから始まります。
本日の植樹祭を新たな出発点としてわが国の緑化運動が益々発展しますことをご祈念申し上げます。 終わりに本大会の開催にあたりご支援とご協力いただきました多くの皆様に心から感謝を申し上げご挨拶といたします。