2020年02月15日
コンテンツ番号10555
劇や講演を通じて健康寿命や認知症について考える
市民公開講座(2月15日、文化会館)
合川にわか劇団の演劇で会場に笑いが起こる
令和元年度北秋田市民公開講座が、2月15日(土)に文化会館で行われ、約400人が参加し健康や認知症について理解を深めました。
北秋田市民公開講座は、北秋田市地域医療連携センター運営協議会認知症部会と秋田県認知症疾患医療センター医療法人久幸会たかのす今村クリニック、北秋田市が共催して開催されました。
初めに主催者を代表して、北秋田市地域医療連携センター運営協議会認知症部会の遠藤勝實部会長(遠藤クリニック院長)が「今日のテーマは認知症。認知症の患者さんは自分の症状を自分で訴えることができない。起こりやすい、当たりやすいといった症状は1つの対応で大きく改善されることがある。この講座からヒントを得てもらい、実際に困っている人たちへアドバイスをしてほしい」などとあいさつし、続けて秋田県認知症疾患医療センターの今野直樹センター長(たかのす今村クリニック院長)が「この研修会も回を重ねるごとに地域での認知症に対する理解が深まっているように感じる。この講座が、本日来場いただいた皆さんにとって、有意義なものになることを願っている」などとあいさつしました。
公開講座は2部構成で行われ、第1部では合川にわか劇団による「笑顔・つながればさびしさも晴れになる」と題した寸劇が行われました。「終活」や「健康寿命」を題材に、方言を交えたコミカルな劇が披露され、参加者は劇を楽しみながら自分の健康について考えました。
2部ではデイサービスセンターあいらんどの認知症看護認定看護師を務める安田智代先生を講師に迎え、「認知症をもつ人に寄り添いたい~安心して暮らすために気をつけたいこと~」と題して講演がありました。講演のなかでは上手な認知症介護の12のポイントがあげられ、参加者たちは認知症の人の介護で気をつけるべき点、大切な点などを学び、認知症についてより理解を深めました。
北秋田市地域医療連携センター運営協議会認知症部会 遠藤部会長
秋田県認知症疾患医療センター 今野センター長
安田智代先生を講師に迎え、認知症について理解を深める