2017年08月15日
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大勢の市民や帰省客が踊りの輪広げる
北秋田市観光物産協会(村井松悦会長)主催の第61回北秋田市民盆踊り大会が、8月15日(火)に市民ふれあいプラザで行われ、大勢の市民や帰省客が参加し、ゆく夏のひと時を楽しみました。
市民盆踊り大会は、郷土芸能「鷹巣盆踊り」が前身で、慶応年間(1865年~)、鷹巣村の商人らが商売繁盛と豊作を祈願して踊ったのが始まり。商店主たちが仮装を凝らして奉公人に混じって踊ったのが好評を博し、その後は農村部からも大勢参加するようになったと言われています。最盛期は明治末期から大正の中ごろといわれ、昭和初期から戦後の20年代まで空白期間がありましたが、その後は商店会や婦人会が主体となって開催され、毎年多くの方が参加しています。
今回の盆踊り大会は、地域や世代間で交流を図り、特にお盆に帰省した子どもたちの思い出に残るイベントになることを目的に、縁日のような楽しい盆踊り大会をコンセプトに、参加のしやすさなども考慮され、市民ふれあいプラザの多目的ホールと多目的広場を会場に開催されました。
この日の開会セレモニーでは、北秋田市観光物産協会の村井松悦会長が「今年の盆踊り大会は、若い方たちが中心となり、いろいろと趣向を凝らしてもらった。縁日のような出店もあり、子どもも大人も楽しめるイベントになった。ゆく夏を振り返りながら、みんなで踊りを楽しみ、来年もまた来たいと思えるような盆踊り大会にしたい」などとあいさつ。
続いて、来賓の津谷市長が「今年で61回目となるたいへん伝統のある盆踊り大会。盆踊りはたくさんの人たちが、北国の短い夏を振り返りながら踊ることでゆく夏を楽しむもの。見ているだけではつまらないので、一緒に踊りの輪の中に入って楽しんでもらいたい。この夏の思い出に残る盆踊り大会にしてほしい」などと祝辞を述べました。
このあと、地元民謡歌手の河田カツ子さん一行による生演奏で盆踊りがスタート。先導役の商工会女性部に続き、市内の団体や企業のグループが揃いの浴衣や半てんを身に付けて、鷹巣盆歌のテンポに合わせて優雅な踊りを披露しました。踊りの輪ができ始めると、最初は周りで踊りを見ていた子どもたちや帰省客も輪に加わり、多目的ホールと広場に設置された2本のやぐらを囲んで二重に踊りの輪を広げました。
また、盆踊り前半が終了すると、盆踊りに参加した子どもたちには、無料縁日券とクワガタ抽選券が配られ、多目的広場にお目見えした縁日がスタートしました。子どもたちは、わたあめや輪投げ、型抜き、スーパボールすくいなどの出店で景品をもらったりして、縁日の雰囲気を満喫していました。
最後には、子どもたちに人気のオオクワガタが当たる「クワガタ大抽選会」が行われ、当選番号が読み上げられるたびに参加者からは歓声が上がっていました。