2017年07月13日
コンテンツ番号3670
浜辺の歌を縁に交流深める
神奈川県藤沢市の辻堂駅開設100周年記念事業実行委員会の山田榮委員長ら3人が、7月13日(木)に市役所を訪れ、津谷市長に鈴木恒夫・藤沢市長からの親書を手渡し「浜辺の歌」が取り持つ縁をきっかけに、両市の交流をさらに深めることを確認しました。
本市出身の作曲家・成田為三の代表曲「浜辺の歌」を作詞した林古渓(はやしこけい)は、藤沢市の辻堂駅近くの辻堂海岸を幼少期に歩いた思い出をもとに「浜辺の歌」の歌詞を制作したとされています。
昨年、辻堂駅開設100周年を記念して、電車の発車メロディーを「浜辺の歌」にしようと地元住民による署名活動が展開され、ちょうど100年目となる12月1日から発車メロディーに採用されることになり、11月27日に辻堂駅周辺で記念イベントが行われました。イベントでは、来賓の津谷市長が祝辞を述べたほか、フィナーレで行われた「浜辺の歌コンチェルト」では、本市の浜辺の歌音楽館少年少女合唱団が、成田為三の代表作「赤い鳥小鳥」、「秋田県民歌」などを披露したほか、藤沢市のすずかけ合唱団と「浜辺の歌」を合唱し、イベントに花を添えました。
この日は、辻堂駅開設100周年事業実行委員会の山田榮委員長と永井洋一本部長、藤沢市で長年暮らし、浜辺の歌音楽館少年少女合唱団出演の橋渡しをしていただいた男鹿市在住の加藤真一さんが津谷市長を表敬訪問しました。
はじめに山田委員長が、昨年のイベントへの参加のお礼を述べるとともに、公務のため日程の調整がつかず一緒に訪問できなかった、藤沢市の鈴木市長からの親書を津谷市長に手渡しました。親書には「北秋田市の浜辺の歌音楽館少年少女合唱団と藤沢市のすずかけ合唱団による合唱が記念イベントを大いに盛り上げてくれた。浜辺の歌を通した両市の交流が実現したことを、たいへん喜ばしく思っている。本市としても、この名曲を大切にし、次の世代へしっかりと伝えていきたいと考えている。このたびの交流を契機に、市民交流がますます活発になり、両市の絆がさらに深まることを願ってやみません」と鈴木市長の思いが綴られていました。また、実行委員会から100周年を記念した置時計が贈られました。
親書を受け取った津谷市長は「昨年、辻堂駅開設100周年記念イベントに本市の浜辺の歌音楽館少年少女合唱団ともに参加させてもらい、歓待していただいた。イベントでは、藤沢市のすずかけ合唱団とすばらしいステージを披露することができた。私も一生忘れないし感無量であった。一緒に参加した子どもたちにもすばらしい思い出として残ると思う。これをご縁にいろいろなお付き合いができればと考えている」などと述べました。
一行は、表敬訪問の前日に北秋田市を訪れ、伊勢堂遺跡や大太鼓の館となどを見学し、内陸線にも乗車して田んぼアートも観賞しました。山田委員長は「北秋田市は、すばらしい歴史や文化がある街で感動した。藤沢市からも多くの市民に訪れてもらいたい。『浜辺の歌』が取り持つ藤沢市と北秋田市の姉妹市締結に向けて奔走したい」などと話しました。