平成29年北秋田市農業委員会第８回総会

市長任命後の新体制がスタート

北秋田市農業委員会第８回総会（７月20日、市役所）

津谷市長から委員一人一人に任命書を手渡す

任命制施行後の新たな農業委員で構成する北秋田市農業委員会第８回総会が、７月20日（木）に市役所で行われ、新役員を選任したほか、法改正に伴う関係議案を審議しました。

農業委員の選任については、農業委員会等に関する法律の改正により、委員の選出方法がこれまでの公選制を廃止し、市長による任命制に変わり、委員の選任にあたっては、農業者等から候補者を推薦または自薦により募集し、結果を公表・尊重したうえで、市議会の同意を得て市長が任命します。

はじめに任命書交付式が行われ、津谷市長が委員一人一人に任命書を手渡したあと、新体制ではじめてとなる総会が開かれました。
総会の冒頭、津谷市長が「農業委員には、担い手の農地集積と集約化や遊休農地発生防止と解消、新規参入の促進などによる農地の最適化の推進がもっとも重要な業務と位置づけられており、今後は現場での活動がより重要となる。最近では、農業者の高齢化が進み、新規就農者も少なくなり、広大な農地の有効活用がたいへん大きな課題となっており、農業を取り巻く情勢は依然として厳しい状況にある。地域の人や農地に精通した農業委員として、その責務や地域の実情を十分に把握してもらい、北秋田市の農業発展にご尽力をお願いしたい」などとあいさつし、新委員の今後の活躍に期待を寄せました。

このあと議事に入り、委員の互選により会長に後藤久美さん（71歳・下杉）が、会長職務代理者には太田兵一さん（69歳・綴子）が選任されました。後藤会長は就任にあたり「これまでも会長職を務めてきたが、改めてこの重責に緊張している。皆さんのご協力により、北秋田市の農業発展のため、農業委員会発展のために頑張っていきたい」などと抱負を述べました。
また、議席の指定や小委員会の委員構成などを決めたほか、法改正に伴う北秋田市農業委員会総会会議規則の一部改正などの３議案が提案され、すべての議案が全会一致で原案のとおり可決されました。

北秋田市農業委員の任期は、平成29年７月20日から平成32年７月19日までの３年間です。