2017年07月28日
コンテンツ番号3657
安心安全の新たなシンボルに
北秋田警察署(須藤春彦署長)の新庁舎落成式が、7月28日(金)に同署で行われ、警察関係者など約60人が参加し、安心安全の新たな拠点の完成を祝いました。
北秋田警察署は、昭和45年建設の旧庁舎が老朽化に伴い、平成26年11月から新庁舎の建設を進めてきました。6月に完工した新庁舎は、鉄筋コンクリート造り5階建、延床面積2740.94平方メートル。震度7程度でも倒壊しない耐震構造で、非常用自家発電設備を備え、万一の災害時における治安維持活動、災害救助活動の拠点施設としての機能を確保しています。また、秋田杉を多用した内装やエレベータドアには綴子大太鼓の図柄を取り入れるなど地域性を表現した庁舎となっています。事業費は16億7199万4000円。
この日の落成式では、はじめに秋田県警察本部の扇沢昭宏本部長の代読で宮廻好彦警務部長が「旧庁舎は、歳月の経過に伴う庁舎の老朽化や狭あい化が進み、各種活動に支障をきたすことが懸念されたことから、新築を切望してきた。新庁舎は、地域の自然環境に調和した秋田杉の内装や世界に誇る綴子大太鼓をエレベータにデザインするなど、地域の皆さんに親しんでもらえるような建物となっている。署長以下すべての職員が決意を新たにし、地域の皆さんの安全で安心な暮らしを守るため、全警察職員が一丸となって、力強い警察活動を推進していく」などと式辞を述べました
つづいて、秋田県公安委員会の塩谷國太郎委員長、北秋田地域振興局の和泉克総務企画部長、秋田県議会教育公安委員会の菅原博文委員長、東北管区警察局の梅澤淳会計課長、津谷市長があいさつ。このうち津谷市長は「新庁舎は5階で、どこからでもよく見える建物となっており、市民の皆さんにとって地域の安全と安心のシンボルとして、頼もしく感じている方も多いと考えている。管内は、秋田県の中でも犯罪件数は少ないと聞いているが、特殊詐欺は次々と手口を変えて高齢者を狙っているし、昨年は歩行中の高齢者が亡くなる交通事故が相次いで発生している。北秋田市としても、人にやさしいぬくもり見まもりのまちづくりをキーワードに、今後も防犯や交通安全の推進に努めていく。今日の落成式を契機として、地域の安全と安心の推進に向けより一層の尽力をお願いしたい」などと祝辞を述べました。
最後に須藤署長が謝辞を述べ「旧庁舎は、昭和45年に建設され以来、これまで四十数年間にわたり、地域の安全安心のよりどころとして機能してきた。生まれ変わった新庁舎では、地域コミュニティ支援活動の拠点として地域防犯を支え、地域住民の要望や視線に立った警察活動を推進する。署員一同、地域の皆さんの信頼と期待にこたえるべく、地域の安全安心のため一丸となって力を傾注していく」などと決意を新たにしました。