2017年06月04日
コンテンツ番号3653
「ミス餅っこ」など約400人が商店街盛り上げる
第33回ふるさと踊りと餅っこまつり(和田テヱ子実行委員長)が、6月4日(日)に鷹巣銀座通り・住吉町通りを会場に行われ、盛りだくさんの催し物に大勢の人が訪れてにぎわいました。
このイベントは、昭和59年、鷹巣町婦人団体連絡協議会(中嶋喜代会長)が、米の消費拡大と地域の活性化をねらいに同年10月に鷹巣町婦人会総会フェスティバルとして実施した「通り踊り」や米代児童公園での餅の販売がはじまり。翌60年から町商工会やJA、各地区婦人会などの協力で現在の名称で続いてきたものです。
この日は、鷹巣銀座通り、住吉町通りが歩行者天国となり、餅の販売やフリーマーケットが出店されました。餅の販売会場では、お焼きや大福、あげ餅などのほか、北秋田市特産のバター餅も並び、開店と同時にお店の前には人だかりができていました。
雨の影響で、屋外の特設ステージで行われる予定のイベントは市民ふれあいプラザの多目的ホールで開催されました。鷹巣小金管バンド部の演奏を皮切りに、綴子下町大太鼓保存会の獅子踊り、レクリエーションダンスサークルの縄文踊り、たかのすふるさと太鼓のすずめ踊り、河田カツ子さんの民謡歌謡ショー、鷹巣中のよさこいなどのほか、市外からも大館市の鳳翔華がよさこいを披露して観客を楽しませました。
また、恒例の「餅の引き伸ばし大会」は雨のため中止となりましたが、つきたての餅を使ったおしるこの振る舞いには長蛇の列ができ、大勢の来場者がおいしそうに味わっていました。
そのほか、イベントに合わせ大館人権擁護委員協議会による街頭啓発が行われ、一日人権擁護委員に委嘱された津谷市長が、人権擁護委員と共に市民にチラシや啓発用品を配布して、人権を侵害されない地域づくりを呼びかけました。
ふるさと踊りを前に行われた開会セレモニーでは、今回初めて募集した「ミス餅っこまつり」に選ばれた女性8人が紹介されました。募集は18歳以上が対象で、若者が踊りに参加するきっかけを作ろうと実施したものです。
和田実行委員長は「このイベントは、地域産の消費・販路拡大を図りながら地域の交流の輪を広げ、まちの活性化につなげることを目的に行っており、今年で33回目を迎えることができた。今年は新しい企画として、若い人たちにも今まで以上に関心を持ってもらうため、「ミス餅っこ」を募集したところ、素敵な8人のミス餅っこを誕生させることができた。今日は皆さんで一緒に楽しんでいただき、この元気を明日からの活力につなげてもらいたい」などと主催者を代表してあいさつ。
つづいて、来賓の津谷市長は「ふるさと踊りを観た後、商店街へも足を運んでいただきたい。そして、踊りもそうだが、北秋田市にはいろいろなものがある。それを皆さんで一つ一つ探していただき、市を盛り上げてもらいたい」などとあいさつを述べました。
セレモニーの後、始まったふるさと踊りは、綴子下町の大太鼓が豪快な音とともに行列を先導し、それに続いて、たかのすふるさと太鼓や各地区婦人会、ミス餅っこ、市内の企業などから参加した約400人の踊り手で通りを埋め尽くしました。
子ども太鼓のかわいい太鼓演奏やしなやかで美しい踊りに、沿道の観衆からは大きな拍手が送られ、フィナーレでは踊り手が特設ステージ前に集まり、太鼓に合わせて踊りながらイベントの成功を喜び合い、最後は北秋田市民歌を踊り手と観客が一緒になって大合唱し、イベントを締めくくりました。