2017年06月08日
コンテンツ番号3649
出身校に木製ベンチを寄贈
秋田北鷹高校(菅原勉校長)の緑地環境科の3年生が製作した木製ベンチを、6月8日(木)に鷹巣中学校と鷹巣南中学校に寄贈しました。
同校緑地環境科森林環境コースの3年生10人が、出身校の中学生に緑地環境科の学びや取り組みを知ってもらおうと、それぞれの出身中学校へ自分たちが実習で製作した木製ベンチを寄贈したいと先生に提案し、鷹巣中学校と鷹巣南中学校に2脚ずつ寄贈することになりました。
木製ベンチの材料は、地域の山林で森林整備ボランティアを参加したときに、スギの間伐材を学校に持ち帰り、木材に曲りや割れがでないように、2年間かけてゆっくり乾燥させたものを使いました。ベンチは、長さ約2メートルで4人がゆっくりと座ることができるサイズ。座る部分には、木の形や木目などをそのまま生かし、足があたる部分にはヤスリをかけて丸みを出し、座り心地にもこだわりました。また、木のぬくもりを直接感じてもらおうと塗料も使っていません。
この日は、鷹巣中学校に同校出身の小林涼太さんと成田聖允(まさよし)さんが訪れ、ベンチを設置しました。小林さんは「座ったときに足があたる部分には、ヤスリをかけて丸みをつけ、座り心地に配慮した」、成田さんは「休み時間に気軽に使ってほしい」など話していました。
寄贈を受けた、鷹巣中学校の遠藤元博校長は「地域に貢献したいという気持ちが感じられ、とてもすばらしい活動だと思う。ベンチからは、木の香りもするし、ぬくもりも感じられる。大切に使わせていただきます」などと感謝の言葉を述べました。