2017年05月09日
コンテンツ番号3627
伊勢堂岱遺跡で出迎え歓迎
駐日各国外交団の秋田県北部視察ツアーが、5月9日(火)、10日(水)に北秋田市、大館市、小坂町の各所で行われ、各国の駐日大使など23人が伊勢堂岱遺跡や大太鼓の館を見学しました。
この視察ツアーは、駐日外交団に秋田県北部地域の文化、観光、特産品、産業等の魅力を紹介するため、外務省と一般社団法人秋田犬ツーリズム(中田直文会長)が共催したもので、リサイクル産業や観光の広域連携などをテーマに地域の宝を発信し、外国人観光客をはじめとした交流人口の増加を図ることを目的に行われました。
駐日外交団は、シンガポール共和国、マーシャル諸島共和国、ウガンダ共和国、パラオ共和国など17か国の駐日大使や参事官、書記官など23名。一行は、大館能代空港に到着のあと、伊勢堂岱遺跡に移動し、津谷市長や中田会長、関係者の歓迎を受けました。出迎えには、秋田犬やゆるキャラの「バタもっち」「はちくん」職員が扮した「阿仁マタギ」なども参加し、なかでも秋田犬の「飛鳥」と「あこ」は大人気で、外交官たちは写真を撮ったり、触れ合ったりして喜んでいました。
このあと、同館で行われた歓迎セレモニーでは、津谷市長、北秋田地域振興局の高橋靖弘局長があいさつ。このうち津谷市長は「北秋田市は自然豊かな地域で、夏の滝めぐりや秋の紅葉、冬のスキー、樹氷観賞など国内外から多くの人々が訪れる。また、世界遺産登録を目指す伊勢堂岱遺跡やギネスブックに登録されている大きさを誇る綴子大太鼓など数多くの歴史と文化があふれる地域。2日間という限られた期間ではあるが、秋田県北部が世界に誇る様々な魅力を楽しみ、ぜひこの地域のファンになってもらい、その魅力と感動を多くの方々に紹介してほしい」などとあいさつを述べました。
さらに、英語で伊勢堂岱遺跡を紹介するプロモーションビデオが上映され、遺跡の価値や縄文人の文化や暮らしなどに理解を深めたあと、遺跡本体の環状列石を見学しました。
一行は、伊勢堂岱遺跡を見学したあと2日間で、大館市の株式会社エコリサイクル、大館工芸社の曲げわっぱ工房、小坂町の小坂鉱山事務所や康楽館、小坂鉄道レールパーク、小坂精練株式会社、北秋田市の大太鼓の館を巡り、大館能代空港から帰路に着きました。