2017年05月19日
コンテンツ番号3620
内陸線のりものまつりや市民病院の緩和ケア外来開設などを説明
市長の記者会見が、5月19日(金)に市役所本庁舎で行われ、秋田内陸線のりものまつりや太平湖湖水開きのPR、北秋田市民病院の緩和ケア外来開設などについて説明しました。
会見の要旨は次のとおりです。
1.2017秋田内陸線のりものまつりについて
秋田内陸線のりものまつりが、5月20日(土)21日(日)に阿仁合駅周辺で開催されます。
今回の「のりものまつり」では、おなじみの消防車や警察車両のほか、今回はじめて阿仁スキー場のキャビン付き雪上車が登場することになっており、昨年を上回る車両の展示が行われます。また、毎年好評の「鉄道基地体験」や「レールバイク」のほか「宮越商店特別内覧会」や「湊商店内蔵特別公開」などの協賛イベントも多数予定されていますので、ご家族お揃いで楽しんでもらいたいと考えています。
まつり当日に内陸線をご利用の方には、記念の缶バッチや豪華賞品が当たる抽選券が用意されておりますので、ぜひ内陸線を利用してお越しいただきたいと思っています。
2.平成29年度県民防災の日防災訓練の実施について
5月26日(金)の県民防災の日に合わせた防災訓練を、市役所と市民病院において行います。
この県民防災の日は、昭和58年に地震と津波で多くの被害を出した日本海中部地震が発生した日であり、災害から大事な命を守るための防災・減災の意識を高めるため、県内各地でさまざまな訓練が行われています。
このたび、市役所で行う「シェイクアウト訓練」は、指定された日時にそれぞれの場所で自らの命を守る行動を一斉に行う防災訓練で、市職員がこの訓練を経験し普及へとつなげることで、市民の皆さんの防災意識が向上することを期待しています。
また、市民病院では地域災害拠点病院として、速やかな初動と多数の負傷者の受け入れ、治療等が円滑に実施できるような体制の確認を行いますが、いずれの訓練も消防本部との共同による災害対策本部を設置し、適切な指示系統を再確認しながら「自助・共助・公助」の連携を深めるために取り組みたいと考えています。
3.平成29年度雄物川総合水防演習への北秋田市水防団の出場について
平成29年度雄物川総合水防演習が、5月28日(日)に雄物川右岸河川公園(秋田市茨島)で、国土交通省東北地方整備局、秋田県、雄物川流域8市町村の共催で開催されます。
この演習は、水防技術の練磨と水防思想の一層の普及を図るために東北各県を持ち回りで開催しており、今年度は秋田県雄物川を会場に実施されます。
演習内容は、第1部「洪水対応訓練・情報収集訓練」と第2部「市民・関係機関による連携訓練」で構成され、第1部で行われる第11回東北水防技術競技大会では、東北の各県選抜6団体による、水防技術の競技が行われますが、秋田県代表として、当市の第4分団(佐藤将人分団長)が出場します。当日は、私も現地に赴いて、第4分団の活動を見届けたいと思っていますし、演習全体を通して、大規模洪水への対応をしっかりと学びたいと考えています。
4.これが秋田だ!食と芸能大祭典への綴子大太鼓の参加について
県内の伝統芸能や食を集結した「これが秋田だ!食と芸能大祭典」が、5月26日(金)から28日(日)まで秋田市内4か所で開催されます。
当市からは、昨年の「根子番楽」の出演に続き、今年は「綴子大太鼓」が広小路で行われる伝統芸能パレードに出演する予定となっており、秋田市の竿灯まつりや鹿角市の花輪祭の屋台行事、秋田市の土崎神明社祭の曳山行事、仙北市の角館祭りのやま行事の3行事の先頭を「綴子大太鼓」が練り歩く予定となっています。
昨年はじめて行われたこのイベントには、全国から13万人が来場しており、2回目となる今回も相当な人出が予想されることから、秋田県を代表するパレードを多くの方々に見てもらい、綴子大太鼓のすばらしさを体感してほしいと考えています。
5.チャレンジデー2017の実施について
恒例となったチャレンジデーは、5月31日(水)に行われます。
昨年は、鹿児島県南さつま市、島根県雲南市との三つどもえの対戦であり、勝敗は1勝1敗だったものの、参加率では55.6パーセントとなり、2年連続の金メダルを獲得することができました。
5回目の参加となる今年は、茨城県行方市と対戦することになっており、5月22日(月)には、鈴木周也行方市長とテレビ電話でエール交換を行うほか、今回も対戦相手と特産品の交換を行い、交換品は参加者へプレゼントすることにしています。
今回の目標は、3年連続金メダルの獲得と参加率60パーセントの達成とし、チャレンジデー当日は体育施設や公民館を無料開放するほか、市民プールでは無料の体験教室が開催されるなど、市内では様々なスポーツ関連行事が予定されていますので、より多くの市民の皆さんに参加してもらいたいと考えています。
6.太平湖湖水開きについて
毎年恒例の太平湖湖水開きの安全祈願祭が、6月1日(木)に太平湖グリーンハウスで行われます。
太平湖は、昭和28年に森吉ダムの完成によってできた周囲30キロメートルの人造湖であり、新緑や紅葉シーズンには遊覧船からの眺めを目当てに多くの観光客が訪れますし、遊覧船でわたる小又峡は大小100余りの瀑布やおう穴、深渕からなる原生峡として、秋田県の名勝天然記念物にも指定されている当市の人気観光スポットです。
安全祈願祭は、遊覧船運行業者の「ぶなの郷あきた株式会社」の主催により行われ、9時15分からの安全祈願祭が終了したのち、遊覧船乗り場でテープカットを行い、一日船長の号令のもと10時30分に第1便が出航します。
ぜひ多くの方々に来てもらい、新緑に囲まれた太平湖と小又峡の清々しい絶景と大自然のすばらしさを体感してほしいと考えています。
7.北秋田市民病院の「緩和ケア外来」の開設について
北秋田市民病院に「緩和ケア外来」を、6月1日(木)から開設します。
緩和ケア外来は、がんと診断されたときから専門スタッフで構成する緩和ケアチームが、主治医・看護師とともに患者へのがん治療にともなう体の痛みや気持ちの辛さへの緩和ケアを行うとともに、家族が抱えるさまざまな気持ちに寄り添い、サポートすることを目的としています。
当市では、北秋田医療圏における平成30年4月の「地域がん診療病院」の指定をめざし、平成27年度からがん診療体制の整備を行い、緩和ケア外来の開設となりましたが、今年度はこのほかに、乳がん検査のための装置の更新や放射線科の改修工事も予定しています。
この緩和ケア外来の開設により、がんになっても住み慣れた地域で、自分らしい暮らしができるものと大いに期待をしているところです。
8.市街地循環バス実証運行について
中心市街地における新たな公共交通需要や路線の妥当性などを調査するため、昨年に引き続き、市街地循環バスの実証運行を6月1日(木)から11月30日(木)までの6カ月間実施します。
運行経路は、北秋田市民ふれあいプラザ「コムコム」を起点に、鷹巣地区の主要な商業施設や医療施設、駅、公共施設などを経由し、終点の「コムコム」まで1周約10キロメートル、30分程度のコースとなっています。
今回の経路は、前回の実証実験を踏まえ、逆回り運行を追加したほか、1日6便だった運行便数を平日7便、土日祝日4便とし、運賃は大人1回160円で前回と同額となっています。
運行期間中は、アンケート調査をはじめ市民の皆さんからさまざまなご意見をいただき、利用者ニーズや運行内容の不具合などを検証しながら、本格運行の実現が可能かどうか検討していきたいと考えておりますので、多くの皆さんのご利用とご協力をお願いします。