2017年05月28日
コンテンツ番号3611
再会を喜びふるさと談議に花が咲く
東京圏あに会(武田国雄会長)の総会・懇親会が、5月28日(日)に東京都台東区のオーラムで行われ、会員や阿仁地区からの参加者など215人が集まり、ふるさと阿仁を懐かしむ話で盛り上がりました。
東京圏あに会の総会は今年で31回目。総会の開会にあたり、武田会長が「昨年は、30周年という節目を祝うことができた。この首都圏あに会は、数年前には会員が180人前後まで減少したこともあったが、現在は230人程度まで持ち直している。これも会員の皆様や役員の尽力によるものが大きく、心より感謝申し上げる。秋田県の人口は100万人を割り、我がふるさと北秋田市も近い将来3万人を割るものと予想されている。首都圏で暮している我々も市のために何ができるのか考え、ふるさとの活性化のために支援をしていきたい。また、本日は特別ゲストとして、阿仁に移住し活躍している織田さんに出席していただいている。このあと、暮らしについて紹介していただく予定なので楽しみにしてほしい」などとあいさつ。
つづいて、来賓の虻川副市長があいさつに立ち、公務の都合により出席が叶わなかった津谷市長からビデオメッセージを預かってきたことを報告。ビデオメッセージで津谷市長は「本日は、お招きをいただきましたが、公務が重なりどうしても会場にうかがうことができません。本当は皆さんと直接お目にかかっていろんなお話をしたかったのですが、どうかお許しをいただきたい。これまで阿仁地域は、森吉山を中心とした観光振興に力を入れており、今年2月には青森県八甲田と山形県蔵王とともに、世界に誇る樹氷鑑賞地宣言を行い、国内外に向けPRをしたほか、大館市と小坂町、上小阿仁村とともに、世界的にも知名度が高い「秋田犬」をキーワードに「秋田犬ツーリズム」を構成して、台湾を中心に海外からの誘客を進めている。このような取り組みにより、阿仁スキー場のゴンドラ利用客を中心に観光客が増加しているほか、内陸線に乗車し沿線地域を観光する外国人の団体旅行客が1万5000人を超えるなど、秋田県内でも有数の観光名所として、当市の観光を牽引する重要な地域となってきた。そのような中、その人の流れを逃すことのないよう、阿仁合駅舎の改装を行い、待合室の拡充や観光案内所などの機能強化を進め、地域の観光拠点施設として整備をする予定になっているので、楽しみにしてほしい」などと阿仁地域の近況を伝えました。
このあと、虻川副市長が「皆さんのふるさと阿仁地域は、多くの人を惹きつけるたいへん魅力溢れる地域。市としても、たくさんの人が北秋田市に関心を持って、訪れてもらえるよう積極的に魅力をPRしていくとともに、受け入れ態勢の整備にも力を入れて取り組んでいる。皆さんにもふるさと北秋田を多くの方々にPRしていただきたい。また、6月1日には東京の銀座に『秋田県阿仁マタギ屋敷』という居酒屋がオープンする予定となっている。当市では、この居酒屋の運営会社と連携協定を締結しており、熊肉や季節の山菜などの北秋田産の食材にこだわったメニューのほか、店内の装飾には、マタギの衣装や古民具が活用されるなど、東京に居ながら、北秋田を楽しむことができるお店となっている。ぜひ、家族や友人と一緒に、ふるさとの味を楽しんでもらいたい。皆さんには、ふるさと北秋田市、そして阿仁地域の力強い応援団として、さらなるご支援とご協力をお願いしたい」などとあいさつを述べました。
このあと議事に入り、昨年度の収支決算の報告や今年度の予算が提案され、満場一致で承認されたほか、役員改選では武田会長が再任されました。
総会終了後には懇親会とアトラクションが行われ、阿仁地域から持ち込まれた山菜や馬肉の煮つけなどふるさとの味を堪能しながら、互いの再会を喜び合い、ふるさと談議に花を咲かせました。最後に全員で「ふるさと」を合唱してふるさと阿仁に思いを馳せ、来年の再会を誓い合いました。