2017年05月29日
コンテンツ番号3610
情報を共有し行政課題解決に向けて意見交換
秋田県北秋田地域振興局と北秋田市との意見交換会が5月29日(月)に市役所本庁舎で開かれ、様々な行政課題の解決に向けて連携して取り組んでいくことを確認しました。
意見交換会には、北秋田地域振興局から高橋靖弘局長ほか総務企画部、、鷹巣阿仁福祉環境部、農林部、建設部、北教育事務所長など各部・機関の部長および所長、北秋田市からは、津谷市長、虻川副市長ほか各部長ら合わせて約30人が参加しました。
はじめに津谷市長が「人口減少社会の中で、移住定住、少子化対策など色んな課題に向かっているところである。若い世代には、結婚支援や移住定住支援を、お年寄りには、大きな面積を有するため、公共交通整備をしていかなければならないと考えている。観光面では、たくさんの自然観光資源がある中で、空港や高速道路体系をどう活用していくかが課題である。市民生活面では、クリーンリサイクルセンターの完成を目指しており、また、新たなし尿処理施設の建設に取りかからなければならないところである。当市に地域振興局があることを強みに、情報共有をしながら、みなさんのご指導をお願いする」などとあいさつしました。
意見交換会では、はじめに北秋田地域振興局から、「秋田犬ツーリズム」と連携した誘客の強化、森吉山への観光客誘致、交通基盤等の整備、大規模園芸団地の整備促進、農業法人の経営多角化支援、健康長寿・健やかシルバーライフの応援、災害に強い県土づくりなどの重点推進事項を説明しました。
市からは、移住定住ネットワークセンター整備事業、クリーンリサイクルセンターエネルギー回収推進施設建設およびし尿処理施設建設工事、訪問看護体制強化事業、産地パワーアップ・園芸メガ団地育成事業、林業成長産業化地域創出モデル事業、道路・橋梁等の老朽化対策、森吉・合川地区統合簡易水道施設整備事業などの重点推進事項を説明しました。
続いて、市から北秋田地域振興局へ、小阿仁川堤防工事の早期完成、鷹巣西道路および鷹巣川井堂川線杉山田工区の早期完成、県道「河辺阿仁線」の延伸について要望しました。
このうち、昨年度に引き続き要望した県道「河辺阿仁線」の延伸について、北秋田地域振興局からは「現在、比内森吉線など他にも工事中のものを抱えているため、今抱えているものを処理してから検討していきたい」などと回答しました。
最後に北秋田地域振興局の高橋靖弘局長が「今日詳しくお話しできなかった相談については、遠慮せず振興局にきてお話していただきたい。もっとわれわれを利用していただき、お互いに行き来して、新しい情報を交換出来ればと思う。特に市町村単独では難しい課題については、どのように連携していくかが大事になってくる。今日のこの場をスタートに、お互いに協力していきましょう」などとあいさつしました。